僕(S)は、3
のディクレアラーになった。
ディーラー S、双方ノンバル。
3
byS。WからのOL(オープニングリード)は
K。プレイ方針は?
(なお、
Aを取ると、右(E)からは
4がフォローされる)
少々のライトオープン(S)に、楽観的なインビテーション(N)で、
いずれも5332のバランスハンドが向かい合っている合計20HCPの
8枚フィットの3
。できるんかいな?
現場でプレイの方針をたててみると、
Kのフィネスが効いていれば
出来そうではないか。
ツイテイル。ダミーに
9があるのもグッド。
取れそうなトリックを数えてみると、
5個(フィネスが効けば)、
1個、
2個(1ラフ含む)、
1個で9トリック。
負けるのも、
1、
1、
2で4個。
よっしゃ。
実戦で、T1(トリック1)=
A、T2=
A、T3=
6と出した。
(★神の声:「それは『手拍子』というプレイだぞ。」)
その時の僕は、神の声など聞こえる訳もなく、
T3でEが
Jで勝って、T4
2リターンを
Aで勝ち、
T5で手から
5を出してダミーのチビ
でラフしようとした瞬間、
(チビでラフして
9を出して
Kを2回フィネスすればメイクだ)
Wが
5でラフするではないか。
ガーン、ガーン、ガーン。なんたること。ここに来てプレイミスが判明。
しかたなく、Wの
5をダミーの
9でオーバーラフして
Kをフィネスして(1回しか出来ない)
Aで叩いてみるが駄目。
負ける予定がなかった
Kに負ける事になって1ダウン。
フルハンドは以下。
2015年1月 朝日新聞社杯・第8ラウンド・11番。
ディーラー S、双方ノンバル
正しいプレイは、
T2:
2→
x→
Qとフィネス(すぐに1度目のフィネス)、
T3:
A、
T4:
6、と出す。
こうすれば、この後実戦と同じ手順でハンドの
をダミー
9でラフした後、
Kの2回目のフィネスが出来るのでメイクしていた。
ショック!
(Wに
5でラフされた時、この正しいプレイが判った。遅い!)
プレイ終了後、
僕 「いや〜、手拍子プレイで痛い目にあった。」
E 「たまには良いんじゃない?」
僕 「(たまでは無いぞ〜。いつもヤラれている気がするぞ〜。)」
<今回の教訓>
・ディフェンダーで、切り札のスポットカードが「
53」だけでも、
活躍できることがある。今回の
5は光り輝いていた!
・「手拍子いけない、よく見るよろし。」
9があるからと言って、楽なプレイをしてはいけない。
ん?うまい話には気をつけよう、かな。
・2
なら上記のプレイでも良さそうだ。
というのは、T2で
フィネスすると、ダウンする危険があるから。
すなわち、Wに
Kで取られて
リターン、後々
を負けた時に再度
と
ディフェンスされたら、ハンドの
をラフする事ができず7トリック。
<ポストモーテムより>
Mr.X 「Nの
9とWの
3が入れ替わっていても、メイクできるね。」
僕 「え〜?そなの?」
(つづく)