「ダイヤ(
)の7」
ビア・カード。
「ビア」は、デパート屋上『ビア』ガーデンの『beer』です。
ディクレアラーをしていて、コントラクトをメイクしたとき。
13トリック目をダミーか手元の「
7」で勝ったら、
パートナー(ダミー)にビール1杯を奢って貰える。
ディフェンスをしていて、コントラクトをダウンさせたとき。
13トリック目を「
7」で勝ったら、
パートナー(ディフェンダー)にビール1杯を奢って貰える。
但しパートナーは13トリック目を「
7」が勝たないように
工夫しなければならない。
が切り札ではないことと、出来るだけ多くのトリックを取る
ようなプレー(またはディフェンス)をしていることが条件です。
ウィナーを捨ててまでビールにありつこう、というのは駄目だと。
7が「ビア・カード」になった経緯には諸説あるようですが、
以下が一番有力なようです。
デンマークで遊ばれるカードゲームに「ボマ・ロマ(Boma-Loma)」
いうものがあり、
7が「役札」でした。これを「ビア・カード」と
言い始めたのはコペンハーゲンのブリッジプレイヤー達のようです。
このことが1980年代にヨーロッパ中に伝わりました。1990年代に
ポーランドでWBF主催のジュニア・(ブリッジ)キャンプが開催された
とき、米国ジュニア・チームの若者達の知るところとなりました。
彼らは面白がって北米で流行らせました。この後は世界ジュニア
選手権でプレイヤー達を通じて広まりました。
日本でもジュニア出身のプレイヤー達は「ビア・カード」を意識して
いるようです。もっとも今では40半ばの、おっさんたちですが。
ちなみに、いま50半ばのプレイヤーが若かった頃には、ジュニア
やユースの選手権大会はありませんでした。
だからどうした?
対戦相手があまり見かけないオジサンでも「ビア・カード」などと
口走り始めたら要注意。用心しないと、コテンパンにやられます。
興味のある方は以下のリンクを見てください。
「
7」にまつわるプレーのハンドもあります。
リンク →
英語版ウィキペディアからBeer_card リンク →
ちょっとブリッジタイム BEER CARD リンク →
米国のジェフ・ゴールドスミスの記事 リンク →
米国のフィリップ・アルダーの記事