◆テーブルAでの出来事:
<あなたはSouth>
IMPチーム戦、ボスバル、ディーラーE。
どうします?
実戦:「テーブルA」のSouth。
「こんなに荒れているハンドは、もう一度自分に回ってくるはず。
なにしろ9HCPしか無いのだから。
よし、あとからビッドに介入してダブルメイクを狙おう。パス。」
<あなたはNorth>
IMPチーム戦、ボスバル、ディーラーE。
どうします?
実戦:「テーブルA」のNorth。
「パスアウトにするかどうか迷った時は『ルール・オブ・15』。
HCPと

の枚数を合計した数字が15ならオープン、と。
えっと、12+0=12。

がボイドだし、ここでオープンしたら
オポネントに

でコントラクトを取られそうだし。パス。」
Southの行動、Northの行動、どちらも普通に有りそうだ。
そんなにイレギュラーな考え方でも無さそうだ。
「テーブルA」のビッド結果:
パスアウト。
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◆テーブルBでの出来事:
IMPチーム戦、ボスバル、ディーラーE。
W | N | E | S | |
| | P | 1 | P | 2 | P | 2 | P | 3 | P | 3 | P | 3 | P | 4 | P | 4 * | P | 4NT* | P | 6 | P | P | P | | |
|
6

by S、7メイク、+1390点。
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衝撃的な結果となった。
「パスアウト」の反対側のテーブルの結果が、
「ゲームをビッド&メイク」という事は時々あるが、
「スラムをビッド&メイク」という事はかなり珍しい。
テーブルAのSouthもNorthもきっと、
「オープンしておけば良かった」と思ったことだろう。
「あとのまつり」だった。
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(注)上記の出来事は「読者からの投稿に基づくフィクション」です。
(投稿読者との会話)
「ところでこのハンド、どこのブリッジセンターでの出来事ですか?」
「大船ブリッジセンターです。(2019年9月)」
「あらま!」