IMP戦、ディーラー S、NSバル。
あなたはWです。
4
byS。 OL=
7(W)。
T1:
7(W)−
8(N)−
A(E)勝ち−
5(S)
T2:
6(E)−
Q(S)勝ち−
4(W)−
J(N)
T3:
A(S)勝ち−
2(W)−
4(N)−
3(E)
T4:
K(S)勝ち−
3(W)−
6(N)−
2(E)
T5:
J(S)勝ち−
7(W)−
8(N)−
10(E)
ここまでNSの4勝1敗で、残り8枚は以下。
T6:
Q(S)−??
ここから、どのようにディフェンスしますか?
<実戦の経過>
あなた(W)に「うさぎさん」(注)が舞い降りました。
T6:
Q(S)−
A(W)???
W(うさぎさん)「ごめんなさい。
持っています。出し直します。」
T6:
Q(S)−
A(W)勝ちー
2(N)ー
8(E)
W(うさぎさん)「えっと、次は自動的に
Aですね。しょうが無い。」
T7:
A(W)−
S(ディクレアラ)「(それは困るなー)」という雰囲気。
N(豚氏)(注)「うさぎさん(W)、他のカードに変えても良いですよ。」
W(うさぎさん)「いいえ。私はルールには従います。悪い結果になっても
しょうが無いです。」
E(パートナー)「ディレクターを呼びましょう。ディレクター!」
ディレクター「Wは
Aを出さなくてはいけません。そのまま最後まで続けて下さい。」
フルハンドは以下。
T7で
Aが出る直前の状態(残り7枚)が以下。
ここまでNSの4勝2敗。
Wに
Aを出されると、ディクレアラーはピンチです。
Aをダミー(N)の
9でラフ、
K(N)勝ち、
10(N)勝ち、
3→
5(S)でラフ、
(S)→
Q(N)でラフ、
K(N)→
10(W)勝ち、
(W)→
K(E)勝ち、
で1ダウン。
N(豚氏)「うさぎさん、あなたという人は本当に困った人だ。
あなたが
Aを間違って出さなければ、きっとメイクしていただろうに。
Sさんにも一言。
狩るのを2回で止めれば良かったのですよー。」
W(うさぎさん)「本当に申し訳ありません。それにしてもなぜダウンしたのだろう?」
(おわり)
(注)「うさぎさん」「豚氏」は、
書籍「Bridge in der Menagerie」(Victor Mollo著)に登場するキャラクター。
この書籍は、以前JCBL会報でも日本語訳(楠本幸子訳)が連載されていました。
⇒邦題=「グリフィンズ・クラブへようこそ」
(JCBL会報:1988年5-6月号〜1990年9-10月号にて連載)
動物村のブリッジの本、と言う人もいます。
ぜひご一読を!(突拍子も無いハンドが沢山出て来ます)
◎ハンドの取材元:2018年11月25日 高田馬場SRR+P 後半22番。
(便宜的にNSEWを90度右回りに回転)