IMP戦、ディーラー S、双方バル。
<問題1(プレイ)> あなたはSです。
5
byS。 OL=
K(W)
T1:
K(W)勝ち(Eは
2=ナチュラルシグナル)
T2:
A(W)→
7(S)勝ち(Eは
6)
T3:
2(S)−
3(W)−
A(N)勝ち−
4(E)
ここまで3勝0敗で、下図。 プレイ方針は?
<解答1>
5
はメイク確実です。
すなわち、
を続けて3回狩り上げてから
Kのフィネスをすれば、
Kに負けても11トリック。
Kのフィネスが効いた時に、6メイクの可能性があるプレイをします。
そうです、このコーナー、スクイズのコーナーでした。
◎スレット:
・ダミー(N)の
10(=左オポ(W)に対するスレット)
・ダミー(N)の
7(→使いません)
・ハンド(S)の
J(=左オポ(W)に対するスレット)
◎どういうスクイズの可能性があるか:
・ハンドの
Jは、エントリーのお供が付いていません。
従って、「ポジショナルスクイズ」の2型、となります。
◎プレイ手順:
・Wの残りの
を狩り上げます。
最後の
(
の4巡目)は、ダミーから
を捨てます。
(ビッドから、Wのハンドは、上から4414でしょう)
この後、
T7:
x−
x−
Qとフィネス(勝ち)
(注:ハンドから
Jを出すプレイをしては、いけません!)
T8〜T10:
K、
Q、
x→
Aの順番で取り(重要)、
以下のラスト3枚の状態で、ハンド(S)から
8を出すと・・・
・左オポ(W)が
Qを捨てたら、ダミー(N)の
10が良くなるので、
ダミー(N)から
6を捨てて、6メイクのクレーム。
・左オポ(W)が
10を捨てたら(=Wのベストディフェンス)、
ダミー(N)の
10は勝てるようになっていないので、
ダミー(N)からは
10を捨てて、
T12で、
7−
K−
Aと取ってから、
T13で、ハンド(S)の
Jが取れて、6メイクです。
T11で
8(スクイズカード)を出した時に、
オポネントのディスカードで見ておくべきカードは、
Qのみ、でOKです。(Wの
は見ておかなくてOK)
フルハンド:
<取材元>
2016年7月、モンタルト杯R6、26番。
(記事の都合で、右回りに90度回転させています)