スクイズを実現させるには、日頃の努力が大切です。(^_^;)
宝くじを当てるには宝くじを購入しないといけない、のと同じですね。
以下、「僕は努力しましたよー」というお話。
2015年藤山杯予選 前半30番 便宜上90度右に回転
Board-a-Match戦、ディーラー S、双方ノンバル。
W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 1 | P | 1NT | P | 3NT | PPP |
|
3NT byS。
#★「スクイズオタク教本」より:
#ダミーが開いたら、まず、スクイズの可能性について考えをめぐらせます。
#ひらめいたら、その方針に従ってプレイを進めます。
T1:
3(W)→
A(N)勝ち
T2:
4(N)→→
K(S)→
A(W)に負け
T3:
J(W)→→→
Q(S)勝ち
T4:
J(S)勝ち
T5:
8(S)→→
K(N)勝ち
T6:
Q(N)勝ち。(残念ながら、
10は出てこない)
ここまでNS側の5勝1敗で、残り7枚。
が5個取れるようになっているなら、残り7トリック中6トリックが手中に。
(→カウントが整っている。「L」(Loser)=OK。)
最後の数枚を頭の中で想像する(既にT1をプレイする前に想像済み)。
スレットは、ダミーの「
9」と「
J」。
スレットを取るための「E」(Entry)が必要なので、
Aの温存要。
「U」(Upper)条件を満足させる為には、「B」(Busy)な人はWだと仮定。
そう、これは「ポジショナルスクイズ」の1型だ。
T7〜T8:
Q、
Aと取ってボスフォロー。
僕はここでクレームした。
S「
をランして、Wをポジショナルスクイズにかけるプレイをします。
Wが
10と
KQ(又は
を5枚以上)持っていたら、6メイク。」
E「僕が全部(
10、
K、
Q)持ってますー(嬉しそうに)」
S「じゃあ5メイク(さすがに奇跡は起きないかー)」
#★「スクイズオタク教本」より:
#スクイズプレイのクレームをする時は、オポネントが
#スクイズに関して理解があるプレーヤーだと確信できる時に限る。
#さもないと、実際にプレイするよりも時間がかかるかもよー。
僕の頭の中(最後の3枚):
Sから
9を出すと、Wがスクイズにかかります。
Wのディスカードを見てから、ダミーはディスカードできるので。
実際のハンド(最後の3枚):
ノースクイズです。Eはスクイズにかかりません。(「U」が不適合)
Sから
9を出した時、Eはダミー(N)のディスカードを見てから
ディスカードできるので。
残念。この時は、
「オポネントのカード配置がうまい具合になっていて奇跡的なスクイズ、
なーんて事は、そうそう無いわよね。」
と思った。
がしかし、1ヶ月後に、奇跡がやってきた。 →
つづく(その10)