スクイズのディフェンスは、難しい時は難しい。
今回も 「ぼーっとしていたら、駄目ですよー」というお話。
誰かが 「このボードはスクイズのボードですよ、気をつけて!」
と言ってくれると良いんですけどねー。
(本ブログでも、そういう事は言わないようにします。笑)
IMP戦、ディーラー N、EWバル。
W | N | E | S | |
| P | 1* | P | P | 1 | Dbl* | 1NT | P | P | P |
|
(注):EWは Weak NT Openを使用。
1NT byS。
パートナー(W)は、
4をリード。シグナルはナチュラルです。
T1:
4(W)−
6(N)−
10(E)−
A(S)勝ち
T2:
5(S)−
2(W)−
K(N)勝ち−
9(E)
T3:
3(N)−
A(E)勝ち−
7(S)−
4(W)
ここまでEW側の1勝2敗で、残り10枚。
T4:
A(E)勝ち−
2(S)−
5(W)−
4(N)
T5:
Q(E)−
K(S)勝ち−
7(W)−
8(N)
T6:
Q(S)−
10(W)−
4(N)−
A(E)勝ち
T7:
J(E)勝ち−
6(S)−
8(W)−
7(N)
T8:
3(E)−
10(S)勝ち−
6(W)−
8(N)
ここまでEW側の4勝4敗で、残り5枚。
(問題)
T9:
10(S)−
5(W)−
Q(N)勝ち−???(E)
ディフェンスの方針をたてて下さい。
ヒント:無し。(^^;)
早速、フルハンドを以下に。
(失敗例)
残り4枚は、以下のようになった。としたら、既に失敗です(^^;)。
Nから
Jと
6を続けて出して、Sから
2と
9を捨てると、残り2枚は以下。
あら大変、パートナ(W)はスクイズにかかってしまいました。
実戦では、Wは「
9
K」と残したので(Nに
Qが見えるから)、
Sは最後の2トリックを
Kと
3を取って3メイク。
(正解)
あなた(E)が守るべきカードは、「
5(お供付きで)」!でした。
すなわち、あなた(E)の最後の残り2枚は「
52」とすべきでした。
いやー、難しいですねー。
T9のディスカードをする時に「
Kはパートナが持っている」と気がつけば、
自分の
をどんどん捨てる事ができた、と思います。
え?
「そんな事言ったって、
5をお供付きで守らなくてはいけないなんて、難しい」
ですって?
ほんと?
僕は「シュークリーム」は大好きですが、「シュードスクイズ」は、好きではありません。
(かけるのも、かかってしまうのも)(^^;)
<取材元>
2015年7月、モンタルト杯R5、3番。
便宜上、NSを逆にしました。