スクイズのディフェンスは、難しい時は難しい。
今回は、「ぼーっとしていたら、駄目ですよー」というお話。
IMP戦、ディーラー W、NSバル。
W | N | E | S | |
P | P! | P | 4 | P | 6 ! | all | P | | | |
|
6

byS。
(Northは14HCPで、最初うっかりパスしてしまったらしい)
あなた(W)は、

4をリード。シグナルはナチュラルです。
T1:

4(W)−

A(N)勝ち−

8(E)−

2(S)
T2:

5(N)−

A(E)勝ち−

J(S)−

9(W)
T3:

J(E)−

Q(S)−

K(W)−

A(N)勝ち
ここまでEW側の1勝2敗で、残り10枚。
(問題)
T4:

6(N)−

8(E)−

K(S)勝ち−???(W)
ディフェンスの方針をたてて下さい。
「虫(64)が3匹もいるなー」なんて思っていてはいけません。
ヒント:
Sのディストリビューションは多分、上から2911。
既にSは11トリック、手中にあります。
スクイズにならないよう、ディスカードしましょう。
早速、フルハンドを以下に。
(失敗例)
残り4枚は、以下のようになった。としたら、既に失敗です(^^;)。
Sが

5を出してダミー(N)から

9を捨てると、残り3枚は以下。
続いてSが

3を出すと、あなた(W)は

6を捨て、ダミー(N)は

Q捨て、
あら大変、パートナ(E)はスクイズにかかってしまいました。
(正解)
あなた(W)が守るべきカードは、

Kと「

6」!でした。
残り3枚は、多分以下のようにするのが良いでしょう。
(Eはもちろん、Nの

9が捨てられてから自分の

10を捨てる)
早期に、最後の3枚のエンディングを頭に思い浮かべると、
「

を守る事ができるのは、自分(W)だけだ。」と判ります。
ん?ホント?判ります?
いやー、難しいですねー。
僕は「シュークリーム」は大好きですが、
「シュードスクイズ」は、好きではありません。
(かけるのも、かかってしまうのも)(^^;)
<取材元>
2015年6月、渋谷リーグ1部R3、18番。
便宜上、NSを逆にしました。