先日の渡辺杯で「クリスクロス スクイズ」をプレイして6メイクしたK君。
本当に素晴らしい。
なんたって、「クリスクロス スクイズ」は滅多に出てこないんだから。
それに、あのエンディングは、教科書に載っているようなエンディング
(AとQのみが残る)だったんだから、本当にエクセレントだよな〜〜〜。
渡辺杯のクリスクロススクイズここ2〜3日、感激に浸っていたが、そう言えば・・・。
IMP戦、ディーラー E、ボスバル。
(問題1)
5

byW。OL

6(N)→

A(S)、

Q(S)と来ました。
どうプレイしますか?
(問題2)
もし、間違って6

をビッドしてしまったら、どうプレイしますか?
早速、以下に解答を。
(解答1)
5

を確実に(安全に)作るプレイは簡単。
T2を

A(or

K、or

10)でラフして、すぐにNSの

が無くなるまで

を狩ります。(実際は

は4−0ブレイクなので、4回狩ります)
次に、

A、

K、

Jと負けに行けば、ダミーの

10が11トリック目。
(

6つ、

2つ、

3つ、合計11個)
注意すべき点は、

Qをフィネスして沢山取ろうと欲張らない事。
すなわち、

を狩り終わった後、

Aでダミーに渡って

をフィネスし、
Nの

Qに抜けて

がリターンされたら、ダウンするからです。
(ダミーの

10を取るエントリーが無くなります)
IMP戦の場合は、確実にメイクする事が大事です。
MP戦の場合は、多少の危険を顧みずアップメイクする事も大事になりますが。
(解答2)
フルハンドを以下に。ダブルダミーで考えてみて下さい。6

byW。
2015年3月@渋谷BC 社会人IMP・26番。
ディーラー E、ボスバル。
え、判りました?
そう正解。クリスクロススクイズ。
T2の

をトップラフして

を狩るまでは(問題1)と同じ。
12トリック取らないといけないので、

のフィネスが必要になります。

Aを1回取ってから

Aでダミーに渡り、

Qをフィネスします。
ここまでEWの8勝1敗。残り4枚で下図。
ここからWの

6を出して、ダミーから

10を捨てます。
(シングルダミーでも同じプレイをすべき)
残り3枚の図が以下。
Sはスクイズされています。
もしSが

Jを捨てると、

K、

K、

9の順でEW3連勝。
もしSが

9を捨てると、

K、

K、

10の順でEW3連勝。
おめでとう、幻の『クリスクロス スクイズ』。
試合後、我々チームのアフターブリッジ会での会話。
チームメイト「6メイクするんじゃないか、と思っていたんだが」
E(僕) 「おー、クリスクロス スクイズで6メイクですね。」
チームメイト「そのとおり」
E(僕) 「危険をおかしても6メイクしに行く価値ありますね。なにしろ、
滅多に出てこないスクイズなんだから。」
チームメイト「そのとおり」
W 「@_@・・・」
(補足)
この「クリスクロスス クイズ」は、上図のように残り3枚になった後、
どちらのスーツを先に取るかはゲスになります。
ディフェンス側は、ディクレアラーがゲスを外す可能性が高いディスカードを
する努力をします。
今回の場合、もしSの残り4枚が「

QJx

--、

Q、

--」なら、

xでは無く

Jを捨てるのがキリングとなります。
え?マニアックすぎるって?