8が最後に活躍したお話です。
ディーラー W、双方ノンバル。
W | N | E | S | |
P | P | P | 1 | P | P | P |
|
2015年2月 飛鳥杯・前半・11番。
ディーラー W、双方ノンバル。
(便宜上、右に90度回転させています)
1NT byS。OL=
3(W)。
T1:
3→
A(E)。
T2:
Q→
K(S)。
T3〜T4:
A(S)、
K(S)。
T5:
10(S)→
Q(W)。(Eは
7)
T6:
A(W)。
T7:
5→
Q(E)→
K(S)。
T8:
J(S)。(Wは
2)
残り5枚は以下。
僕(S)は、なるべくスムーズにクレームしようと思った。
Aを取ってから、
「ダミーの
J、
8、
Jを取って、最後
10負けで3メイク」
と言うことにしよう。
僕が
Aを出したところ、、、
W 「えっ?私いま、ラフしましたけど。」
S 「えっ?1NTですよね?」
WNE 「1
です!」
S 「(がーん)」
ディレクターを呼びました。
ディレクター:
「WはSの
Aを受け入れる事ができます。
受け入れなければ、
Aは手に戻して以後ノーペナルティ。」
W 「受け入れません。」
これまで5勝3敗だと思っていたのが、急に4勝4敗になり、
コントラクトも1NTだと思っていたのが、1
になってしまった。
(
は、NS合計で一番枚数が少ないスーツじゃないか)
大ピンチだ。
T9:
4(W)→
3ラフ(E)。
T10:
4(E)→
A(S)。(Wは
J)
T11:
6(S)→
K(W)。
ここまでNSの5勝6敗。
残り2枚は以下で、リード権はW。
T12:
10(W)−
7(E)→
8(S)!
こうして、とうとう最後に
8が活躍してプレイが終了した。
コントラクトを勘違いしていても、最後にスローインしてトランプクーにした。
(
8をトリックとして昇格させた)
どんなもんだい!
結果:1ダウン。