僕は3

のディクレアラーになった。
T1(第1トリック)負け、T2負け、T3負け、T4負け。
うーむ。もう負けられない。
僕(W)「(ダウンするとしたら、右からラフディスの

が出された時だな)」
と思っていると、その通り出てきた。
ベストディフェンスは、ディフェンスしている時よりも、ディクレアラーをしている時
の方が早く気がつくものだ。
「(こうされたらやだな〜)」と気がついてしまうのだ。
僕(W)「(あちゃ〜。やられたかも。でも今からでもベストを尽くそう)」
と考えていると・・・
オポネント(N)「もう出来なくなっていると思いますよ〜」(小さな声で)
僕(W) 「(手から

4を出しながら)じゃあ1ダウン、という事で」
そのとおり、オポ(N)から

Qが出てそれが勝ち、
その後、僕がすぐに(あとは全部取ります、と)クレーム。
僕(W) 「グッドディフェンス賞を差し上げます。小さなカップで良い?」
オポネント(N)「いえいえ、それなりに普通なので辞退します。」
僕(W) 「そんな〜。遠慮なさらずに。(笑)」
という訳で、早速、T4終了時までのプレイ経過を以下に紹介しましょう。
双方ノンバルで、ディーラーW。
3

*=3

をプレイしたい。インビテーションでは無い。
3

byW(僕) OL=

K(N)
T1:

K(N)勝ち。
T2:

A(N)勝ち。
T3:

8(N)−

7−

K(S)勝ち−

Q。
T4:

Q(S)勝ち(Nは

2)
ここまでEW側が4連敗で、下図。
ここが、僕(W)が
「(ダウンするとしたら、右からラフディスの

が出された時だな)」
と思ったタイミングだ。
Nの

は「Q2」の2枚だったので、T5でぴったり

Qが昇格(プロモート)
して1ダウン。
2015年1月 朝日新聞社杯・第6ラウンド・8番。
ディーラー W、双方ノンバル
ここまでピッタリとベストのディフェンスをされると、悔しいのを通り越して
すっきり気分。
ぜひ、グッドディフェンス賞を受け取って欲しいものだ。
なお、ディフェンス側のカーディングの約束を補足します。
T1:

K。(AKの3枚以上はAなので、この場合はK)
T2:

A。この時Southは、NorthがAKダブルトンからリードした事が判るので、
SPS(スーツ・プリファランス・シグナル)でフォローします。
すなわち、一番小さい

(

を示す)をフォローします。
T3:Northは、SouthのSPSから、Southが

Kを持っている事が判るので、

Aのアンダーリードをします。
この時、偶数枚は上から3番目をリードする約束なので、

8。
Southは

Kで勝ちます。
T4:Southは、

Qが無傷で取れる事を知っているので、取ります。
T5:Southは、パートナー(N)の

が6枚なのが判ったので(

8から)、
ここは

ではなく

を出して、パートナーの

の何かが昇格する事を
祈ります。(実際、ピッタリそうなっていた)
ナイス!戦国の武将ペア。