? 19HCP 2c ng2Cオープンについて(2)A
AK85
Q
KQJ9642
「1Copenでも6Cにいけない手ではないけれども」です.
1C-1S: 2H-2S; 3C-4C; 4NT-5C; 6C ですかね?
1C-1S: 2H-3C; 3H-4C; 4D-4H; 4NT-5C; 6Cかな?
6枚Sを示す必要があるかどうか?Cの4枚サポートの方が魅力的でしょうかね?
JCBL HANDBOOKのコーナーの『JCBL公認コンベンションリスト(2020年5月更新)』
を見てみましょう.
会員手帳号や会報にも載っていたと思います.
A)強い手の定義
強い、アーティフィシャルでフォーシングの2Cオープン
・Cの枚数とは無関係にゲームのありそうな強いハンドを示す
・強いハンドとは、以下の1つを示すハンドとする。
(1)20HCP 以上のハンド
(2)17HCP 以上あるメジャーで4、マイナーで3 ルーザー以内のハンド
(3)14HCP 以上かつ5 コントロール以上あるメジャーで4、マイナーで3 ルーザー以内のハンド(コントロール:A=2、K=1)
なのですが,
ルーザーカウントビッディングの考え方には数通りあります.
例の上の手のルーザーを数えると
1)そもそものルーザーカウント原理主義的なルーザーカウントの保守的な数え方
Alphaシステムなどのポーリッシュ系の考え方
スペード0,ハート1,ダイヤ1,クラブ1 で,3です.
2)アメリカンスタンダードやAcolに取り入れられた時に修正されたある意味進歩的な考え方
オーストラリアの人が解説書を出していたかと思います
スペード0,ハート2,ダイヤ1,クラブ1で,4です.
今は,2)が主流になっています.
まあ,1)はリレーシステムでないと機能しないのでナチュラル系のビッドをするなら2)の考え方の方がしっくりきます.
いずれにしてもハートの4枚目は0.5にもなりません.
つまり,13−(マイナス)ルーザー数=ウイナー(プレイングトリック)ではありません.これをキチンと肝に銘じておいてください..
手の評価ですが,
Acolのプレイングトリックだと幾つになるのか?
QT=クイックトリック,PT=プレイングトリック,
スペード=QT1 PT1
ハート=QT2 PT2
ダイヤ=QT0 PT0
クラブ=QT0.5 or 0 PT6
多く見積もって,QT3.5,PT9 ですね.
なので,もしクラブとダイヤが入れ替わっていたら,Acol2Dで開けても怒られないレベルでした.
しかし,何度も言うようにメインスートにAがないのは,かなり気持ち悪いです.
クラブの0.5も流派によって変わります.
AKが揃っていれば2
AQだと1.5
KQだと0.5という人と,KQは0だと言う人がいます.どちらでも
AcolではAがないと1未満と言う考え方は変わりません.中にはカルバートソンのHT(アナートリック)とQTを混同して1という人もいるかもですが,,,
この手は1Cがパスされたとするとその時はHが2,Dが1,Cが1か下手すると2負けます.
3Cがやっとなので,2Cで開ける価値はないと言えます.
唯一ラッキーなHQがあれば4Cくらいはできるでしょうが,,,
それはともかく,オープンハンドは最大21HCPまでは通常持ち得ますから,
それに合わせて,鍵になるようなカードを持っている人はたとえ5点以下でもパスしてはいけません.
QTやPTが2以上期待できるような手の場合はパスすると損することは多々あります.
なので,Aがある手はパスしません.
KとJがQがあって5枚スートがあれば5点以下でもレスポンスします.
これについては別件で解説します.