最近の流行りものに、マイナーフィットのときに4の代へのレイズを
「そのまま」(ローマン)キーカードアスキングとするコンベンションが
あります。マイナーウッドとか、トランプウッドと呼ばれています。
MINORWOOD(TRUMPWOOD)
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
ビッド例
4
= 1 or 4 キーカード
4
= 0 or 3
4NT = 2
5
= 2 &
Q
[1430(Fourteen thirty)ステップ]
マイナーフィットのキーカードアスキングには各種ありまして:
REDWOOD
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
OTHERWOOD
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
CDC
「4
」ビッド マイナーフィットでウエイティングまたはコンピート
「4
」ビッド マイナーフィットでキーカードアスキング
CDCはマイナーウッドの発展型で、チーム・スラムダンクのオリジナル
コンベンションです。競り合いで4
をビッドしたらキーカードアスキング
になってしまう問題を解決しました。なお名前の由来は、鳥インフル
エンザで有名になった米国疾病管理予防センターではありません(笑)
また、ローマンキーカードブラックウッドの親戚には次のようなものもあります。
KICKBACK
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
トランプ 「4
」ビッドでアスキング
トランプ 「4NT」ビッドでアスキング
レスポンスには0314(Thirty fourteen)ステップを用います。
大流行したこともあるのですが、ローマンキーカードブラックウッド
の発達とともに使うペアは減っているようです。
そのローマンキーカードブラックウッドも、KANTARによると、
強い側のハンドから弱い側にアスキングするときには0314
(「0」レスポンスの可能性に備えるため)
弱い側のハンドから強い側にアスキングするときには1430
(「1」レスポンスの可能性に備えるため)
とビッド経過によって使い分けするのが正しいらしく。
確かにその通りなのですが、なかなか・・・ですね。
MINORWOODは以下のようなビッド経過で問題を起こします。
4
= ウエイティング? アスキング?
のストッパーが薄いようなので、5−2の4
でコントラクトすること
もあるでしょう。スラムを狙うつもりは無いので、4
がアスキング
ビッドになってしまうと困ります。
4
= ウエイティング? アスキング?
コントロールは?
にコントロールが無いので、4
がアスキングビッドになると困ります。
さりとてレイズしないとスラムが心配です。
私自身はMINORWOODを10年、その後にCDCを10年使いました。
MINORWOODにはこだわったのですが、使い物になりませんでした。
CDCは使うのが難しいコンベンションです。普通のRKCBで十分では?
もしマイナーウッドを使うなら、以下のようなビッド経過:
「3連続マイナー(THREE CONSECUTIVE MINOR BID)」に限定する
ことをお勧めします。