最近の流行りものに、マイナーフィットのときに4の代へのレイズを
「そのまま」(ローマン)キーカードアスキングとするコンベンションが
あります。マイナーウッドとか、トランプウッドと呼ばれています。
MINORWOOD(TRUMPWOOD)
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トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
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トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
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ビッド例
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4
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= 1 or 4 キーカード
4
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= 0 or 3
4NT = 2
5
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= 2 &
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Q
[1430(Fourteen thirty)ステップ]
マイナーフィットのキーカードアスキングには各種ありまして:
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REDWOOD
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トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
![](d17.png)
トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
OTHERWOOD
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トランプ 「4
![](d17.png)
」ビッドでアスキング
![](d17.png)
トランプ 「4
![](c17.png)
」ビッドでアスキング
CDC
「4
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」ビッド マイナーフィットでウエイティングまたはコンピート
「4
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」ビッド マイナーフィットでキーカードアスキング
CDCはマイナーウッドの発展型で、チーム・スラムダンクのオリジナル
コンベンションです。競り合いで4
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をビッドしたらキーカードアスキング
になってしまう問題を解決しました。なお名前の由来は、鳥インフル
エンザで有名になった米国疾病管理予防センターではありません(笑)
また、ローマンキーカードブラックウッドの親戚には次のようなものもあります。
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KICKBACK
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トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
![](d17.png)
トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
![](h17.png)
トランプ 「4
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」ビッドでアスキング
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トランプ 「4NT」ビッドでアスキング
レスポンスには0314(Thirty fourteen)ステップを用います。
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大流行したこともあるのですが、ローマンキーカードブラックウッド
の発達とともに使うペアは減っているようです。
そのローマンキーカードブラックウッドも、KANTARによると、
強い側のハンドから弱い側にアスキングするときには0314
(「0」レスポンスの可能性に備えるため)
弱い側のハンドから強い側にアスキングするときには1430
(「1」レスポンスの可能性に備えるため)
とビッド経過によって使い分けするのが正しいらしく。
確かにその通りなのですが、なかなか・・・ですね。
MINORWOODは以下のようなビッド経過で問題を起こします。
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4
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= ウエイティング? アスキング?
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のストッパーが薄いようなので、5−2の4
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でコントラクトすること
もあるでしょう。スラムを狙うつもりは無いので、4
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がアスキング
ビッドになってしまうと困ります。
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![](s.png)
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4
![](c17.png)
= ウエイティング? アスキング?
![](d17.png)
コントロールは?
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にコントロールが無いので、4
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がアスキングビッドになると困ります。
さりとてレイズしないとスラムが心配です。
私自身はMINORWOODを10年、その後にCDCを10年使いました。
MINORWOODにはこだわったのですが、使い物になりませんでした。
CDCは使うのが難しいコンベンションです。普通のRKCBで十分では?
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もしマイナーウッドを使うなら、以下のようなビッド経過:
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「3連続マイナー(THREE CONSECUTIVE MINOR BID)」に限定する
ことをお勧めします。