長い前置きでしたが、まずはストロング・ジャンプシフト。
伝統的「スタンダード」というか、ゴーレン方式の流れを
汲む取り決めです。

W | N | E | S | |
1 | P | 2 |
|
や、

W | N | E | S | |
1 | P | 3 |
|
などのビッド。強い5枚以上、19点以上。
蛇足ながら、例えば1

オープンに対して。
1

/1

/1

レスポンスは「シフト」、
2

/2

/2

レスポンスは「(シングル)ジャンプシフト」、
3

/3

/3

レスポンスは「ダブル・ジャンプシフト」、
です。
また、2スーターはジャンプシフトしないことが勧められ
ます。例えば、


のように進むと、ハンドの強さはよくわかっても切り札の
設定に失敗する可能性があるからです。
従って上のハンドは1

オープンに対しては「1

」、
1

オープンに対しては「2

」をレスポンスします。
ということで、ジャンプシフトのレスポンスはハンドの形が
限定されます。これをまとめたのが以下の:
ソロウェイ・ジャンプシフト
ソロウェイ(Paul Soloway、1941-2007)の名前を冠しています
が発案者かどうかは定かではないです。1993年版の「コンベン
ションズ・アト・ア・グランス(Conventions at a Glance,
Granovetter Books)」には載っていて、私も1988年の米国
ロサンゼルスでのブリッジ・ユースキャンプで同じような方式
を習いました。
マイナー(1

/1

)・オープンに対するジャンプシフトの
レスポンスは以下の3タイプの1つです。
(1) 強力な6枚、16点以上
(2) 強い5枚、17-18 HCP、バランスハンド
(3) オープンスーツの強いフィット、強い5枚スーツ、16点以上
レスポンダーはジャンプシフトののち、次回のリビッドに於いて、
(1) は自分のスーツをもう1回ビッドする、
(2) はノートランプをビッドする、
(3) はオープンスーツをレイズするか、ショートスーツ(1枚以内)
をビッドする。
このようにハンドタイプを表します。
従ってオープナーのリビッドは、

ニュースーツの「2

」のビッドは4枚スーツである必要はない
です。「AKx」のようなアナーの集中したところを教えます。
2014年 リジョナル・チーム戦


2

= ストロング・ジャンプシフト
3

= 強力6枚以上
4

= コントロールキュービッド
4NT = RKCB 1430
Northのハンドは:

Kx

xx

xxxxxx

xxx で、
結果的には

でも

でもNTでも7メイクするようです。
2006年 都内競技会から


2

= ストロング・ジャンプシフト
4

= スプリンター
5NT = キーカード2枚、ボイド有
オープナーの

がボイドなら、

には0点のはずです。
レスポンダーから見てオープナーには、

Kと

Aの
他に、

Qや

Qとか、

AQJxxがあるはずなの
で確信を持ってセブンをビッドできます。
なお以下のような3の代へのジャンプシフト:
1

オープン → 3

/3

/3

レスポンス、
1

オープン → 3

/3

レスポンス、
1

オープン → 3

レスポンス
は、「2オーバー1」の流行に従い、ストロング・ジャ
ンプシフトに使う取り決めはすたれているというか絶滅
しているようです。現代では、バーゲン系の「コンベン
ショナル・レイズ(サポートの枚数とハンドの強さ形を
表す)」にするか、「ナチュラル・インビテーション
(良い6枚でインビテーション)」に約束するのが主流に
なっているようです。
WEAKジャンプシフト(3) に続きます。