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オープンに関連して。
ウィーク(weak)2
オープンのディールです。
2018年5月 米国代表オープンチーム選抜試合決勝
第6/8セグメント 79(19)番ボード
ディーラーSouth、EWバル
W | N | E | S | |
| | | 2 | P | P | 2 | P | P | P | |
|
N:Milner
S:H.Lall
E:Nickell
W:Katz
Southはノンバルのディーラーで、強いとは言えない
スーツ
と『3-3メジャー』をウィーク2
でオープンしました。
困ったのはEast。
中途半端に点数があり、ストッパーは無く、5枚スーツが
強くないというハンドです。
「2NT」には
のストッパーに問題がある。
「ダブル」は2
が返ってきたときに、ストッパーの薄い
2NTか、弱いスーツでの3
をビッドすることになります。
Eastは、このいずれも避けて、強い4枚
でのオーバーコール
を試みました。
最終コントラクトは2
になり、
Jのリードがキングに
流れます。ディクレアラーは
AKQを狩り集めて
を負け
に行き、こののち
Kと
AQ、
Jを負けて3メイク。
反対テーブルのNSペアは「スティーブ・ワインスタインと
ボビー・レビン」。組み始めたのが1990年代なのでフラナリー
2
・オープンを採用しています。
Southのハンドをウィーク2でオープン出来ず、また、3
で
オープンするほど無謀でもなく。
「パス→パス→パス」ののち、Eastがオープン、Southが1
でオーバーコールをして、Westの3NTに落ち着きました。
10のリードをクイーンがカバー、キングと進んでディクレ
アラーは
4でホールド。
8が続けられ、ディクレアラー
はエースで勝ち、手元から
10をリードしてダミーのキング
で上がり、
を負けに言って3メイク。10 IMPの得失点に
なりました。
フラナリー2
・オープンに関しては、1
でオープン出来
るものを、わざわざ2
でオープンすることは無いので、
2
オープンは別のハンドを表す約束にして、「手数(てかず)」
を増やすべきであるとの意見に傾いているようです。
米国のエリック・ロッドウェルはビディング・システムに
プレシジョン・クラブを採用しているので、2
オープンには
「プレシジョン2
(11〜15点、
の短い(セミ)3スーター)」
を使っています。もしスタンダード系のシステムならウィーク
(weak)2
を使うと言っています。
リンク →
ロッドウェル・インタビュー(15〜16頁)