「三ヶ月前(Three months ago)」
2019年4月 日本リーグ 第1ラウンド 16番ボード
(ボードを回転)
![](s.png)
ディーラーSouth、NSバル
![](s.png)
W | N | E | S | |
| | | 1![](h19.png) | 1![](s19.png) | DBL | P | 3![](d19.png) | P | 3![](s19.png) | P | 3NT | P | 4![](d19.png) | P | 4![](h19.png) | P | 4NT | P | 5![](s19.png) | P | 5NT | P | 6![](h19.png) | P | 7![](d19.png) | All | Pass | | | |
|
ダミーの眺めからは、1
![S](s17.png)
オープンした左手に
![S](s17.png)
K・
![H](h17.png)
Qと
![C](c17.png)
Qが
あることはほぼ間違いないです。
最終的には左手が
![S](s17.png)
と
![C](c17.png)
のスクイズにかかりそう。
その前に
![H](h17.png)
の問題を処理しなければなりません。
オープニング・
![D](d17.png)
3のリードにダミーからスモールを引き、
右手のジャックをクイーンで勝つ。
![H](h17.png)
AKを取り、手元から「
![H](h17.png)
2」を出すと、左手からクイーンが
飛び出てくるので、3-3の分かれを想定して、ダミーの
![D](d17.png)
7で
ラフ。第一関門突破です。
こののち
![D](d17.png)
を狩り集め、
![H](h17.png)
を走れば左手がスクイズにかかるはず
ですが。
その際に左手は
![S](s17.png)
Kか
![C](c17.png)
Qのいずれが「1枚」になるはず。
どちらを1枚にしたのかが、ゲス(guess)になります。
これを避けるには、
![C](c17.png)
を手元でラフしておくのが良い。
いまダミーの
![D](d17.png)
はAKダブルトンになっています。
手元の
![C](c17.png)
Aを取り、
![D](d17.png)
Aで狩り集めながらダミーに入ったところ。
分かれが4-1だった!
ダミーは「
![D](d17.png)
K」、手元は「
![D](d17.png)
105」と残って、右手の「
![D](d17.png)
98」
を狩り集める手元へのエントリーを失いました。
こののちずるずると2ダウン。
シングルトントランプのオープニングリードは全くの盲点でした。
もう1回狩っておけば。
![H](h17.png)
AK、
![H](h17.png)
2→
![D](d17.png)
7ラフと進めた時点で
![D](d17.png)
Aを取る。
4-1を発見するので
![D](d17.png)
K、
![C](c17.png)
A、
![D](d17.png)
Qと狩り集め、
![H](h17.png)
を走ります。
ということは、最初に戻って。
![D](d17.png)
リードを手元で勝ち、
![D](d17.png)
Aを取る。4-1を発見して、以下同文。
それにしても最終コントラクトの7
![D](d17.png)
は、やや「やり過ぎ」で。
穏当には「6
![H](h17.png)
→6
![S](s17.png)
→6NT」と進めるものと思われます。
「6
![S](s17.png)
」は、
![S](s17.png)
Kアスキングというよりは、ソリッド
![H](h17.png)
(
![H](h17.png)
Q)を
聞く意味に近いです。
6NTは
![H](h17.png)
Qに負けたのち、
![C](c17.png)
AKを取ってから、
![H](h17.png)
と
![D](d17.png)
を走って、
左手をシンプルスクイズに仕上げます。
なお、このボードの『世間相場』は3NTが4テーブル、4
![H](h17.png)
が1、
6
![D](d17.png)
が1、6NTが1テーブルでした。
もう1回狩っておけば。
「二十五年前(Twenty-five years ago)」
香港の大会決勝で、切り札を先に1回だけ狩っておけばスラムが
メイクしていたハンドがありました。
後悔先に立たず。
急ぎて切り札を1回狩り集めるべし。