この記事は2012年5月の
ヘルプスーツ・ゲームトライ の続きです。
ヘルプスーツ・ゲームトライ。
「実体が見えないビッド」というのは難しいようです。
「3
」はハンドの強さが16点以上(13〜15なら2
を「パス」)、
が3枚以上です。
スーツの内容は典型的に「Qxx(x)」「KJx(x)」「AJx(x)」など。
「パートナーにアナーカードがあれば役に立つスーツ」です。
ヘルプスーツ・ゲームトライに対してパートナーは、
に
ヘルプが有るか無いかでゲームに行くかどうかを判断します。
3
は「
に何かありませんか」と尋ねる『アスキング』だと
とらえるとわかりやすいでしょうか。
このような「ビッドの意味の把握」は非常に重要です。
例えば、
W | N | E | S | |
1NT | P | 2* |
|
2
はトランスファー。
「2
を言ってください」という意味ではなく、
「
が5枚以上ある」ということを表すビッドです。
ハンドの強さを表す意味はありません。
2
はドゥルーリー。
オープナーに強さを尋ねるビッドではありません。
「サポートと、インビテーションの強さ」を表すビッドです。
持っているハンドを『ショーイング』するビッドです。
2
は、まともなオープンであることを表すと同時に、
パートナーがどのくらいのインビテーションのハンドかを
『アスキング』するビッドです。
ヘルプスーツ・ゲームトライの話に戻りまして。
ヘルプスーツ・ゲームトライは「アラート不要」です。
JCBLハンドブック2018、107ページ「アラートチャート」
アラート不要
『ゲームへの誘いのビッド
a.メジャースーツのフィットが示された後の通常3枚以上
を表すビッド』
JCBLハンドブック2018、113ページ「アラートの要不要の事例」
『
が通常3枚以上のゲームトライ(ロングスーツ、ヘルプスーツ
ゲームトライ)はアラート不要です。頻繁に2枚でヘルプスーツ
ゲームトライをする場合はアラートが必要です。』
昔はロング(long)スーツ・ゲームトライと言いました。
当然ながら。
コンベンション・カード(システム・カード)への記載も不要です。