プリエンプティブ・オープンをするときは「サイドスーツに
3枚メジャーが無いこと」を要件とする考え方があるようです。
少なくとも私はこの20〜30年に発行された英米のブリッジ書籍
では見かけたことがなく。都市伝説かと思っていたら。
記事
法則、あるいは法(1)でも紹介しました、
メル・コルカミーロ(Mel Colchamiro)著、
「エキスパートのようにプレーできるようになるには
( How You Can Play Like an Expert - Without Having
to be One)」 の49ページに出ていました。
プリエンプティブ・オープンについて生徒さんに(メルはブリッジ
の先生です)、以下のようなことをよく聞かれると。
A.2トップ・アナーが必要か?
B.サイドに4枚メジャーが有ってはいけない?
C.点数の多くがプリエンプトするスーツに無ければいけない?
D.8HCP必要?
E.メジャーでプリエンプトするときには、反対側のメジャー
が3枚有ってはいけない?
F.ボイドが有ってはいけない?
G.6枚で(weak)スリー・オープンしても構わない?
H.5枚でウィーク(weak)・ツー・オープンしても構わない?
このいずれの質問に対する先生(メル)の回答は、
「プリエンプトするハンドに見えたなら、どんどん行け」です。
但し5枚スーツでのウィーク(weak)・ツーは要注意だと。
どんどん行ったらどうなるか?
2015年1月 日本リーグ 第14ラウンド 2番ボード
ディーラーEast、NSバル
W | N | E | S | |
| | 3! | P | P | P | |
|
Eastのノンバルの3
は、たくさんダウン。
反対テーブルでは、EWペアは「マルチ2
・オープン」を
使っていたのでEastはウィーク(weak)2
で出る余地は無く、
3
で出る度胸も無く「パス」をしたところ。
Southのバルの3NTは、Westから
のリードのち、
が山の
ようにエスタブリッシュして6メイク。11 IMPの得失点。
全8テーブルのスコアは、Eastの3
が3テーブル、NSの
3NTが3、Eastの2
が1、Northの2
が1テーブルでした。