ブルマー(Bloomer)ではなく「ブルーマー(bluhmer)」。
発案は米国のブリッジプロのルー・ブルーム(Lou Bluhm,
1940-1990)。テーブル上の態度が素晴らしかったことで
「プロ中のプロ」と評された人です。ご存命なら爪の垢を
いただきに渡米するべきかもしれません。
米国ブリッジ連盟の「最優秀プレイヤー賞(The ACBL
Distinguished Player Award)」初受賞者、というよりも
ブルームの為に設けられた賞だそうです。
米国ブリッジ連盟発行「ブリッジ百科事典(Encyclopedia)」
には以下の例が出ています。
オープナーは典型的に「
1
5
4
3」の16〜18点位の
ハンドを表しました。
レスポンダーは
に強いフィットが有り、パートナーの1枚
以内と思しき
には無駄な点が有りません。逆にいうと、
、
と
に点が有るということです。
「4
」は、「あなたは
が短いでしょう、私は
に無駄な
アナーの無い、非常に強いハンドを持っています」という
ことを伝えるビッドです。
このレスポンダーのハンドだと、
このくらいで6
が出来ます。
ブルーマーは、アンキュービッド(Uncuebid)とかアンチ・
スプリンター(Anti-splinter)という名前で呼ばれることも
あります。
米国ブリッジワールド誌のウェブサイト内「ブリッジ辞書
(Bridge Dictionary)」では、
「パートナーの短いスーツにバリューが無いことを表すこと
によって、高いレベルのアクション(大抵はスラムトライ)を
促すコール、多くの場合はジャンプ・ビッド
(bluhmer:a call, often a jump bid, that encourages
high-level action (usually a slam-try) by denying values
opposite partner's short suit)」と定義されています。