またもや「暮しの手帖」みたいな題で。
この記事は
BWS2017を使ってみた の続きです。
Bridge World Standard 2017
米国「The Bridge World」誌が2017年から採用している
ビディング・システムです。
詳細は記事
BWS2017 に。
これを何人かのパートナーにお願いして使ってみました。
「2オーバー1(Two-over-one)」のスタイルは、
以下がゲームフォーシング。
1
オープン → 2
、2
、2
レスポンス
1
オープン → 2
、2
レスポンス
1
オープン → 2
レスポンス
以下は良い6枚(以上)でインビテーションです。
1
オープン → 3
、3
、3
レスポンス
1
オープン → 3
、3
レスポンス
1
オープン → 3
レスポンス
使用した競技会は2016年12月と2017年1月の後期日本リーグ、
2017年1月の朝日新聞社杯、2月のNEC杯。ここまでで500
ボード弱。さらに2017年4月と7月の前期日本リーグ、2017年
12月と2018年1月の後期日本リーグ。全部で950ボード弱です。
そして九百何十ボード目かにインビテーショナル・ジャンプ
シフトが出てきたことを、
BWS2017を使ってみた(2) で報告しました。
それから2018年4月と7月の日本リーグ(224ボード)、2018年
12月と2019年1月の日本リーグ(224ボード)に使用して計1400
ボード弱。千三百何十ボード目かに、また出て来ました。
2019年1月 日本リーグ 第13ラウンド 19番ボード
ディーラーSouth、EWバル
3
= 長い
、インビテーション
3
= ストッパー・ショーイング
3NT =
ストッパー有り
4
= 切札設定、キュービッド要求
4
= コントロール・キュービッド
5
= キーカード2枚&
Q
5NT = キング・アスキング
オープナー(South)としては3
を聞いた時点でRKCBを
使っても良いのですが、3
とストッパーを表すことに
よって、レスポンダーに
エースまたはクイーンが有ること
を調べています。
キング・アスキングは「やり過ぎ」かもしれません。
(1)全部揃って、(2)グランドスラムに興味があり、
(3)キングをキュービッドすることを求めています。
レスポンダーは「
A+
KQ」で9点分を表しているので、
さらにキングを持つ可能性は無いです。従って、切り札の
7枚目(8枚目)を求める意味があります。
プレーは頭から11個。ダミー(South)の側で
をラフしてから
切り札を回収して12トリック。NS+920。
ディールは以下の通り。
全8テーブル中、1テーブルで7
がダウン、6NTが
3テーブル、6
が3テーブル、3NTが1テーブルでした。
6NTはチーム戦のコントラクトとしてはやや劣りますが、
結果的にはメイクするようです。
1
オープンに対する3
レスポンスがゲームインビテーション
というような取り決めは滅多に出てきません。
実際に1400ボードで2回ですし。
滅多に出てこないコンベンションと同様、いざ出てきたときに
は効き目があるようです。