先日の渡辺杯に派手なディールがありました。SOLID 10枚
です。
第3セッション 25番ボード(ディーラー:N、EWバル)
フライトAでのマッチポイントの結果は:
7
x(7メイク) 95.83%、
7
87.50%
6
x 68.75%
6
35.42%
5
4.17%
自力でセブンをビッドするか、シックスをダブって貰う必要があるようです。
ちょうど数日前の講習会でACOL 4NTオープンをやったばかりで、
「どうせ出ません」などと口を滑らせた矢先の出現に驚きました。
私はWESTだったので「出なかった」のは確かですが、、。
エコール(ACOL)4NTオープン
レスポンス
5
= No ACE
5
=
A
5
=
A
5
=
A
5NT = Two ACES
6
=
A
実際のディールでは:
これで上手く行きそうですが、仮に:
エース2枚と返ってくると、
Aがあるかどうか判らなくなるので完璧では
ありません。また、
W | N | E | S | |
| 4NT | 6 | ? | | | |
|
などと進むと、
Aを発見することは難しくなります。
対戦相手からの介入を難しくするというタクティカルな理由からは4NTで
オープンすることは大いに考えられますが、1
や2
オープンを選ぶ人
も多いと思われます。
驚いたことに「ダブルボイド」は渡辺杯の同日に高田馬場でも現れていました。
第2セッション 1番ボード(ディーラー:N、ノンバル)
EASTの1
オープンの後、一気に7
を投げ入れると7
が飛んでくること
があり、また、EW側に5枚
があると当惑なので、 WALK THE DOG
(walk during the auction)する方が良いと思われます。
ダブルボイドと言えば思い出されるのが:
2010年12月 日本リーグ第5ラウンド 5番ボード(ディーラー:N、NSバル)です。
思わず6
をダブって
Aをリードしたら、ほどなくジャストメイクを
宣言されました。
A出して、
を続けたら落ちたのですが。
それより先、2005年5月 横浜インビテーショナル
ディーラー:N、双方バル
ビッドは早く、
W | N | E | S | |
| 1 | 5 | DBL | P | P | P |
|
プレーもかなり早く。トップ
をリードしたらあっという間に5メイク。
「味方に山のように点があるときにサクリファイスをされたらトランプリード」
という定石はあるのですが。
定石通りにやらなかったからと言って、メイクまでされることは無いのに。