
と

の競り合いのディールです。
2018年9月 関東圏センター セクショナル 6番ボード

ディーラーEast、EWバル

W | N | E | S | |
| | 1 | P | 3 | 4 | P | 4 | P | P | 5 | 5 | P | P | DBL | P | All | Pass | |
|
3

= リミットレイズ
4

= マイケルズCUE
結果的にNS側の

コントラクトは、

リードなら11トリック、
他のリードなら12トリックを取ります。
それに対してEastの取る

コントラクトは、

リードだと8トリック、
他のリードは9トリック止まり。
Eastは5

をダブるでしょうから、必ず5メイクされます。
仮にEastが、5

を言われた場合に備えて「5

」のリードショー
イング・ビッドをはさんだときには、

リードで6メイクされてしま
います。
何かおかしいと思ってよく見たら、Westにはゲームインビテーション
をするハンドの強さが無い。
確かに10 HCPは有りますが、

に点が集まり過ぎているうえ、

Qと

Qは浮いていて価値が低いです。従ってゲームインビテーションは
やり過ぎと思われます。
仮に「2

」のシングルレイズを選んだときには、

「4

」はリーピング(Leaping)・マイケルズ。
EW側はおとなしく4

で売り渡します。
EW側がミックスド(mixed)・レイズを採用していて、
「3

」をミックスド・レイズにしているときには、

「4

」はマイケルズ・キュービッド。
このように4

でおとなしく済むか、または、

Eastが「5

」をはさみました。Southは結果がどうなろうが5

まで
は競り合うはずです。
このときEastは5

にダブルをかける可能性はあると思われます。
ただしパートナー(West)が強いレイズをしたわけでは無いのでダブル
メイクされることは覚悟の上でしょう。
ところでメジャーオープンがレイズされた直後のディフェンシブビッド
はどのようになっていますか?

W | N | E | S | |
1 | P | 2 | ? | | | |
|
ダブル = テークアウト。アドバンサーはレベンソールを
稼働させることをお勧めします。
3

= ランニング・マイナーでのストッパー・アスキング。
2NT = アンユージュアル、マイナー・2スーター。
4

と4

= リーピング・マイケルズ。

W | N | E | S | |
1 | P | 2 | ? | | | |
|
この経過での「2NT」はパートナーとの約束により、
(a)マイナー・2スーター
(b)マイナー・2スーターか、

とマイナーの2スーター
のいずれかです。
国内では(a)が主流と思われます。
記事
サンドイッチ・ポジション(後半)を参照して下さい。

W | N | E | S | |
1 | P | 3 * | ? | | | |
|
「3

」はミックスド・レイズ。
「3

」をミックスド・レイズにする約束もあります。
ダブル =

に対するテークアウト。
3

= ストッパー・アスキング。
4

と4

= リーピング・マイケルズ。
サンドイッチ・ポジションからマイケルズ・キュービッドが入ったとき。

ダブル = ハンドの強さに余裕有り。
4

や5

など = スラムトライのコントロール・キュービッド。
ミックスド・レイズを使っていて、サンドイッチ・ポジションから
マイケルズ・キュービッドが入ったときには、

ダブル = ハンドの強さに余裕有り。
パス = 弱いハンドを表し、「フォーシング・パス」は成立しないと
思われます。