強いハンドを「ダブル」から入ったときの、話の続きです。
米国ブリッジ連盟会報 2006年1月号から。
IMP戦、双方バル。
最初は「ダブル」から入ったとします。
「3
」はバー(bar)・ビッド(プリエンプティブ・レイズ)です。
いま何を言うか?
パネル回答者19名の選択は:「パス」が11名、「ダブル」が5名、
「4
」が2名、「3NT」が1名でした。
「ダブル」だけ言って、あとは「パス」というのはいささか冴えない。
次のディールでは重いオーバーコールを試みます。
2006年4月 文部科学大臣杯関東予選 5番ボード
ディーラーNorth、NSバル
W | N | E | S | |
| 1 | 2 | P | P | P | |
|
4メイク(+130)で、3NTに対して7IMPを失点しました。
仮に「ダブル」から入ったときには、
3NTにはなりますものの、ダブッて「3
」を言うほど強いハンドには
見えない。
Eastのハンドは「1NT」オーバーコールから入るのが良かったようです。
このディールではほどなく3NTに落ち着きます。
次のハンドでも、中途半端な強さを表す為に1NTオーバーコールする人
が多いです。
米国「ブリッジワールド」誌 2014年6月号から。
W | N | E | S | |
| P | 1 | ? | | | |
|
IMP戦、ノンバルです。
17点のハンドをどう表すか?
パネル回答者26名の選択は:「1NT」が13名、「ダブル」が7名、
「1
」が6名でした。
4人に2人は1NT、1人はダブル、1人は1
ということです。