リバース・フラナリー(Reverse Flannery)・レスポンス
パートナーのマイナー・オープンに対して、2

と2

の
レスポンスで5-4メジャーを表すコンベンションです。

W | E | 1 | 2 * | |
|
5枚

、4〜5枚

、6〜9(10)
ミニマム・レスポンスの強さを表します。

W | E | 1 | 2 * | |
|
5枚

、4〜5枚

、10〜12
ゲームインビテーションの強さを表します。

W | E | 1 | 2 * | |
|
5枚

、4〜5枚

、6〜9(10)
ミニマム・レスポンスの強さを表します。

W | E | 1 | 2 * | |
|
5枚

、4〜5枚

、10〜12
ゲームインビテーションの強さを表します。
このコンベンションは、1

オーバーコールが入ったときも、
(テークアウト)ダブルが入ったときも、そのまま使います。
パスト(passed)・ハンドでもそのまま使うことが出来ますが、
そのときはフィット(ショーイング)・ジャンプが無くなります。
このディールは
BWS2017を使ってみたでも紹介しました。
2017年1月 日本リーグ 第11ラウンド 24番ボード

ディーラーWest、ノンバル。

W | N | E | S | |
1 | P | 2 * | P | P | P | |
|
「2

」はリバース・フラナリー。
結果的に2

はジャストメイクでした。

のリードだと7トリック止まりのようです。
このコンベンションの名前の由来を説明します。
フラナリー(Flannery)・オープンは、4枚

と5枚

、11-15 HCP位の
ミニマム・オープンのハンドを表します。2

オープンで使うことが
多いですが、2

オープンで使うペアもいます。
リバース・フラナリー(Reverse Flannery)・オープンは、5枚

と4枚

のミニマム・オープンを表します。2

オープンで使うことが多いです
が、2

オープンで使うペアもいるようです。
これが「リバースフラナリー・レスポンス」の名前の由来です。
またリバース・フラナリー・レスポンスは、
「ウムジョーモゥ
(UMJOOMO = Unusual Major Jump Over One-of-a Minor Opening)」
と呼ばれることもあります。
これを1

オープンのレスポンス専用で使うと、
「ウムジョードゥ
(UMJOODO = Unusual Major Jump Over One-Diamond Opening)」
になります。
1

オープンが

に関係無く16点以上のハンドを表すストロング・
クラブ・システムを採用しているペアが、1

オープンのレスポンス
に使用します。米国のメックウェル(Meckstroth and Rodwell)の
ペアが代表格でしょう。
何でこんな変な名前を付けるかというと。
特殊な取り決めやコンベンションには、わざと変な名前を付けた方
が記憶に残るので忘れにくい、というのがロッドウェルの意見です。
リバース・フラナリー・レスポンス(3)に続きます。