リバース・フラナリー(Reverse Flannery)・レスポンス
またの名を「ウムジョーモゥ(UMJOOMO)」。
パートナーのマイナー・オープンに対して、2
と2
の
レスポンスで5-4メジャーを表すコンベンションです。
2016年 米国バンダービルト杯 準決勝 25番ボード
ディーラーNorth、EWバル
N:Sementa
S:Tokay
E:Bessis
W:Volcker
2
はリバース・フラナリー・レスポンスです。
Southは2
をレイズすることも出来るハンドですが、3
がダウン
することも有り得ると考えてパスしました。オープニングリードは
2。ほどなく3メイク。
反対テーブルは「1
−1
:2
−4
」と進み、Westは不運にも
Aをリード。エースがラフされるだけではなく、
Aと
Aの所在
をも示唆することになってしまいます。ほどなく4メイクでした。
2016年 米国代表選抜試合決勝 第2/8セグメント 18番ボード
ディーラーEast、NSバル
W | N | E | S | |
| | 1! | P | 2* | All | Pass |
|
N:Lall
S:Bathurst
E:Grue
W:Moss
EWペアはストロング・クラブ・システムを使っています。
1
オープンは2枚以上で、11〜15点。
Eastのオープンは『画期的に』軽いとの意見もあります。
2
はリバース・フラナリー・レスポンス。13点もあってゲームに
インビテーション。パートナーシップがあることが見て取れます。
Westの2
に対して、Northは
2をリード。ほどなく4メイク。
反対テーブルではEastがパスをして、Westの1
オープンに
ドゥルーリー2
を使います。最終コントラクトは2
で、オー
プニングリードは同じく
2。こちらは3メイクでした。
最近の傾向ですが。ストロング・クラブ・システムを使うペアは、
全ての11点、多くの10点、少々の9点を「ワン」でオープンします。
これは規則違反ではありません。
重要なことは、このような非常に軽いオープンをすることがあると
対戦相手に伝えられているかどうか(情報開示)ということです。
また、非常に軽いオープンをするペアのパートナーシップとしては、
ここでのように、レスポンダーがビッドを押さえなければなりません。
リバース・フラナリー・レスポンスに対するオープナーのリビッド
については、
ウェブサイト「ブリッジ・ウィナーズ」の記事に情報
が出ているので興味のある方は調べてください。
また、ちょうど今朝に届いた連盟会報(2018年9・10月号)の28頁に
このコンベンションが出ていました。そちらもご参照ください。