「メジャー優先」という言葉を耳にすることがありますが、
本当は。
「パートナーの1
オープンに対して、
スーツをバイパス
(bypass)して、メジャースーツをレスポンス」
することです。
JCBLコンベンションカードには、マイナーオープニングの欄に
May bypass 5+
□
のチェックボックスがあります。
「メジャー優先」に当たるブリッジ用語は無く、
「バイパス・ダイヤモンド」とか、発案者の名前から「ウォルシュ
(Walsh)」と呼ばれるレスポンスのスタイルです。
以下の記事も御参照ください。
『メジャー優先』 『メジャー優先』再び バイパス リバース? このようにいつでもメジャーを優先すれば良いというものでは
決して無いわけでして、例えば次のハンド。
レスポンダーは先ず2
をビッドして、次に
でリバースします。
最初に1
とレスポンスすると、次に、「あれ?」となって。
もし
を言うと、5枚
を示唆してしまうので、
「まぁいいか、
は捨ててしまえ」になるようです。
3NTで事なきを得ることもありますが、次のように:
オープナーに16〜18の強さと
のサポートがあるときには、
最初から2
と入らないとスラム到達が難しくなります。
競り合いに於いても強いハンドはメジャーを先に言うとは限りません。
2018年7月 親睦ゲーム
ディーラーNorth、双方バル
Southは先ず
でレスポンスして、次に
でリバースします。
最初にネガティブダブルを使うと、あとでハンドの強さと長い
スーツを表すことが難しくなります。
仮にオーバーコールがレイズされたときには、レスポンダー
は「ダブル」でハンドの強さを表し、パートナーにテークアウト
を求めます。
2018年 サントリー杯 第2セッション 11番ボード
ディーラーSouth、ノンバル
うまくプレーすれば5メイク可能。
Eastは先ず長い
スーツを紹介して、次に
でリバースする予定
です。競り合いで対戦相手に
をレイズされたときには、「ダブル」
でハンドの強さを表します。オープナーに5枚
があれば
で、
サポートがあれば
で、4
のコントラクトも見つかります。
対戦相手から4
が来たときには味方のコントラクトは5の代になり
ます。4-4フィットの
ではなく、
か
の9枚フィットを見つけること
も視野に入れなければなりません。