オープナーのマイナーでのトリプル・ジャンプリビッド。
例えば、

です。レスポンダーのスーツに4枚のサポートと、自分の
マイナーが非常に強い6枚。4

が出来そうなハンドの強さ。
これに対して次のビッドは、

バランス(気味の)ハンドでの

レイズで、アナーの量が19 HCP位。
以下のビッドは、

スプリンター・レイズで、

でコントラクトして19〜21点位のハンドの
強さを表します。
ではマイナーのトリプル・ジャンプリビッドはどの位のハンドの強さ
があるのか、というとこれが微妙でして。
手元の本を10冊ほど調べたら、以下の例が載っていました。
マックス・ハーディー(Hardy)著
“Two over one Game Force Revised-Expanded” (1989)、33頁


点数が少ない代わりに、クイック・ルーザーが3個は無い。
開幕3連敗することは無い、ということです。
同じくハーディー著
“Two over one Game Force Quiz Book” (1993)、45頁


これなどは、かなり強い方と思われます。
この20年ほどは「4の代のマイナーのトリプル・ジャンプリビッド」と
「4の代へのメジャーレイズ」を入れ替えて、

「m」はマイナー
「M」はメジャー
「4m」は、バランス(気味の)ハンドで19 HCP位のゲームレイズ。

「4M」は、点は少ないがハンドの形が良い、ゲームレイズ。
とする方法も流行っているようです。
パートナーに確認してから使ってください。
先月に組んだ私のパートナーは、


このくらいと言っていました。

Jを付けると、

立派な「シェイプ(shape)・ギャンブル」です。
「点」は少ないですが、トップ・ルーザーが3個は無いです。
米国ブリッジ連盟(ACBL)会報、2018年6月号、41頁

W | N | E | S | |
| | | 1 | P | 1 | P | ? | | | |
|

IMP戦、EWバルです。
何をビッドしますか?
パネル回答者(16名)の選択は:
「4

」が9名。にしても点が多い。
「2

」とリバース(して3NTを視野に入れる予定)が3名。
「4

」が2名。一人は3

(スプリンター)や4

(フィット・ショーイング)
をビッドするにはキーカードの枚数が足りないという意見。もう一人
はエースシングルトン

でスプリンターすることを嫌うのでは無く、
ディフェンス側に

リードをされるのを嫌い、4

のレイズは切り札の
リードを誘うことが出来るという意見です。
「3

」が1名。4

をビッドするには、

と

にアナーが集中して
いないことが理由です。
「3

」が1名。これはサイキック・スプリンター。

Aのアンダーリード
を警戒しています。このようなおちゃめなビッドが好きな人もいます。
どれがお好みでしょうか?