「3
の問題 (three-diamond problem)」
ビッドの早い段階で「3
の状態」に入るとストッパー・ショー
イングが難しくなることは以前から知られていました。
課題として取り組まれたのはこの10年くらいのようです。
レスポンダーが弱いハンドのときは「パス」。
ビッドを継続すると、「ゲーム」か「4
」までフォーシングです。
「3
」は
のフィットを探すビッドで、
「3
」は
のストッパー・ショーイング。
では。
は止まっているが、
は止まっていないときはどうするか?
これはビディング・スペースが足りないから起きる問題です。
以下の「3
の状態」ではビッドの選択肢が1つ増えるので
だいぶ楽になります。
「3
」は
のストッパー・ショーイング。
「3
」は
のストッパー・ショーイング。
「3
」は
のフィットを求めます。
「2オーバー1」の経過でも「3
の状態」には:
「3
」は、
のストッパー・ショーイング。
では。
は止まっているが、
が止まっていないときはどうするか?
ウィーク(weak)ツー・オープンのあと:
W | E | 2 | 3 | ? |
|
ニュー・スーツのレスポンスは(ワン・ラウンド)フォーシング。
5枚以上、16点以上(大抵は5枚で18点とか、6枚で15点です。)
オープナーのリビッドは:
「3
」はミニマムで、
のサポートが無い。
「3
」は
のストッパーが有る。
「3NT」は、
と
の両方にストッパーが有るのか?
「4
」は
フィットでコントロール・ショーイング。
「4
」は
のサポートが有る。
「4
」はマキシマムで、強力な
スーツが有る。
「3
の状態」では問題にならないです。
W | E | 2 | 3 | ? |
|
「3
」と「3
」は、ストッパー・ショーイング。
「3
」はミニマム。
「3NT」は、
も
も大丈夫(珍しいビッド)。
「4
」はレイズ。
「4
」と「4
」はスプリンター・レイズ。
「3
状態の問題」を解決するにはビディング・スペースの不足を
特殊な取り決め(コンベンショナル・ビッド)で補うしかありません。
続く記事で紹介します。