「
![H](h17.png)
と
![C](c17.png)
のフィネスの抜け具合、
![D](d17.png)
のアナーの形が
いかにも高山さんらしいディールですね!」 河野 誠
![](s.png)
2016年 世界選手権(於ポーランド) 第1ラウンド
6番ボード(ボードを回転) ディーラーNorth、NSバル
Northのストロング・2
![C](c17.png)
オープン、Southの
![H](h17.png)
ポジティブを表す
2
![S](s17.png)
レスポンスから始まり、到達コントラクトはSouthの6
![S](s17.png)
。
オープニングリードは
![D](d17.png)
J。
『高山(雅陽)は、ディクレアラーになるとディフェンス側のブレイクが
異常に悪いと評判のプレイヤー』(JCBL会報 2018年7-8月号 38頁)。
今回のディールでもフィネスは抜け、
![D](d17.png)
Qの持ち方も不遇です。
第1トリックを
![D](d17.png)
Aで取り、
![S](s17.png)
7連発を走ります。
最後の5枚は以下のとおり:
![](s.png)
高山: Eastが
![H](h17.png)
、Westが
![C](c17.png)
をあまりにも景気良く捨てる様子から、
両方のフィネスは抜けていると判断、スローインのプラン
とします。先に
![D](d17.png)
Kを取ってしまうと、次に
![H](h17.png)
を出した時に、
Eastに
![C](c17.png)
7を捨てられてダウンです。で、
![H](h17.png)
Aを先にプレイ
してEastが
![D](d17.png)
を捨てたのを見て、
![D](d17.png)
Kを取ってダミーから
![C](c17.png)
8をプレイしてスローインしました。
以上で6メイク。
河野: 実戦のディフェンスの残し方なら、ハンドの
![C](c17.png)
を1枚だけ
残した以下の形とするプレイもあった。
このとき最後の5枚は以下のとおり:
![](s.png)
高山: 今度はまず
![C](c17.png)
Aを取ります。
Westが
![D](d17.png)
を捨てたら、
![D](d17.png)
K、
![H](h17.png)
7→10でWestにスローイン。
Westが
![H](h17.png)
を捨てたら、
![H](h17.png)
A、
![H](h17.png)
Q→ダミーの
![D](d17.png)
K捨て、
でやはりWestにスローイン(格好いい!)。
このような高度なプレーの会話を楽しく
交わせる友人ってなかなかいないです。
私が最後にチームメイトをしたのは韓国で
2005年に開催されたPABF選手権。
鼻眼鏡でスコアを見ていたら笑われて。
「河野もすぐだからな」
と笑い返した言葉が宙に浮いています。