この記事は
4番手のオープンの続きです。
「パス→パス→パス」と廻ってきたとき。
ウィーク・ツー(weak-two)のようなハンドを持っていたらどうするか?
米国ブリッジ連盟会報 2012年8月号から。
パネル回答者は20人。世界チャンピオンや全米チャンピオンなど。
「パス」を選ぶのが13人、「2
」が7人、「1
」はゼロでした。
4番手のウィーク・ツーは、目安で9〜11点くらい。
4番手のスリー・オープンは、良いハンドでのプリエンプティブ・オープン
を表します。
なかなかそのような状況にはならないだろうと思っていたところ、
「本物の」ウィーク・ツーが出てきました。
2018年4月10日 四谷センター ウィークリーゲーム 9番ボード
ペア戦、対戦相手だけバルです。
どうしますか?
悩ましい。。。
以下のようなディールでした。
ディーラー North、EWバル
W | N | E | S | |
| P | P | P | 2? | | |
|
結果的にWestの
コントラクトは、トランプを攻められると
のラフが出来ないので7トリック止まり。
NS側の
コントラクトは、ディフェンス側に
を切られると
9トリック。それ以外は10トリック取れます。
たった1つのディールで何が証明できるというものでもありませんが。
W | N | E | S | |
| P | P | P | 2 | P | P | DBL | P | 3 | All | Pass | | | |
|
この「3
」のコントラクトでさえ、
で1個と
のルーザーを
3個で済ませれば、3メイクします。
W | N | E | S | |
| P | P | P | 2 | P | 3 | All | Pass | | |
|
この経過はNorthからは絶好の
リード。
2ダウンは、200の得失点になります。
実際の(ウィークリー)ゲームのトラベリングスコアによると、
参加は6テーブル(12ペア)。
EW側の
コントラクトが、2
メイクから4
ダウンまで5組。
Eastの1NTが2メイクという事故も起きたようです。