「２オーバー１・ゲームフォース」

　　　　　清水教室で取り扱う「２オーバー１」のコンベンションカードです。
　　　　　　　　清水教室2-over-1コンベンションカード2018
　　　　　pdfで400kb強。
　　　　　新規則では、コンベンションカードは「システム・カード」と呼び名
　　　　　が変わりました。一応は知っておいてください。

　　　　　「２オーバー１」のスタイルについては、
　　　　　　　　TWO-OVER-ONE 2017
　　　　　　　　TWO-OVER-ONE 2017 (2)
　　　　　を御参照ください。
　　　　　各種コンベンションについては当ブログに解説があります。

　　　　　略語について。
　　　　　FADS ＝ Fast Denies Stopper(s)
　　　　　レベンソールのスタイルを表す表現です。

W N E S 2 DBL P 3NT

　　　　　この「3NT」はオープン点のハンドの強さを表し、ストッパーを否定
　　　　　します。ストッパーの有るハンドは先ず「2NT」をビッドして、「3」
　　　　　を言わせてから、「3NT」をビッドします。
　　　　　このスタイルは Bridge World Standard 2017でも継承されています。
　　　　　従って現代に於いても「標準」と思われます。

　　　　　RONF ＝ Raise (the) Only Non-Force
　　　　　ウィーク(weak)・ツーのレスポンスで、レイズだけがノンフォーシング
　　　　　という取り決めです。
　　　　　ニュースーツは(ワン・ラウンド)フォーシングです。

　　　　　以上の二つは米国のブリッジ界では普通に通用しますが、
　　　　　世界ブリッジ連合(WBF)の指定略号ではありません。

　　　　　PUPP ＝ Puppet
　　　　　以前は PUPP と書いたのですが、いつの間にか PUP になった
　　　　　ようです。

W N E S 1NT P 2NT＊

　　　　　Two-notrump forces three-club.
　　　　　２ＮＴは「３」を言え、と強制しています。
　　　　　トランスファー・ビッド(TRF)との違いは、行き先を持っている
　　　　　とは限らないということです。
　　　　　例えば、

W N E S 1NT P 2＊

　　　　　この「２」は５枚以上のスーツを表しています。
　　　　　ところが先の「2NT」はスーツとは限りません。

　　　　　mSS ＝ Minor Suit Stayman
　　　　　マイナースーツ・ステイマンです。
　　　　　1NTオープンに対しては、5-5なら10点位、5-4なら13点位、
　　　　　4-4なら16点位の強さがあります。

　　　　　SSA ＝ Short Suit Asking
　　　　　ショートスーツ・アスキングです。
　　　　　シングルトンやボイドを聞いています。

　　　　　STR ＝ Strong です。

　　　　　FJ ＝ Fit (Showing) Jump

W N E S 1 1 P 3

　　　　　4枚(相当)のサポートと、良い5枚以上の、3の代まで
　　　　　大丈夫なハンドの強さを表します。

　　　　　コンベンションについてはパートナーと打ち合わせして、
　　　　　コンベンションカードを記入し、それをテーブルに携帯して、
　　　　　しっかりとアラートカードを出してください。
　　　　　アラートカードをテーブルの端の方でひらひらさせるのは
　　　　　行儀が悪いです。