Two-over-one Invitational Jump-Shift
「2オーバー1、インビテーショナル・ジャンプシフト」
パートナーと「2オーバー1」のシステムを約束していて、
ジャンプシフトのレスポンスがゲームインビテーションの約束のとき。
すなわち、以下がゲームフォーシング。
1
![S](s17.png)
オープン → 2
![C](c17.png)
、2
![D](d17.png)
、2
![H](h17.png)
レスポンス
1
![H](h17.png)
オープン → 2
![C](c17.png)
、2
![D](d17.png)
レスポンス
1
![D](d17.png)
オープン → 2
![C](c17.png)
レスポンス
以下は良い6枚(以上)でインビテーション。
1
![S](s17.png)
オープン → 3
![C](c17.png)
、3
![D](d17.png)
、3
![H](h17.png)
レスポンス
1
![H](h17.png)
オープン → 3
![C](c17.png)
、3
![D](d17.png)
レスポンス
1
![D](d17.png)
オープン → 3
![C](c17.png)
レスポンス
この約束のときにどのようなビッド展開になるか?
2017年 世界選手権(バミューダ・ボゥル)
準々決勝 第5セグメント 13番ボード
![](s.png)
ディーラーNorth、双方バル
![](s.png)
N : Sylvan (スウェーデン)
S : Wrang (スウェーデン)
E : B.Moss (米国)
W : Grue (米国)
Southは
![S](s17.png)
のフィットを知っているにもかかわらず、
5
![D](d17.png)
をビッドしました。
![H](h17.png)
リードののち5メイクです。
反対テーブルでは、
![](s.png)
W | N | E | S | |
| 1![](s19.png) | P | 3![](d19.png) | P | P | P |
|
N : Fleisher (米国)
S : C.Martel (米国)
E : Upmark (スウェーデン)
W : Nystrom (スウェーデン)
こちらのSouthも
![S](s17.png)
をレイズしないで、良い6枚以上の
![D](d17.png)
での
ゲームインビテーションを表しました。
Northのハンドは
![D](d17.png)
をレイズすることも出来ますが、
実際にはパスを選び。
![C](c17.png)
リードののち5メイク。
10 IMPの得失点になりました。
結果的にNorthの
![S](s17.png)
コントラクトは、
![S](s17.png)
リードだと8トリック、
他のリードは9トリック、
![D](d17.png)
8のリードだけ10トリック取れます。
また、Southの
![D](d17.png)
コントラクトは、11トリック。
![S](s17.png)
6またはQのリードだけ10トリック止まりです。
2017年 世界選手権(バミューダ・ボゥル)
決勝 第4セグメント 32番ボード
![](s.png)
ディーラーWest、EWバル
![](s.png)
N : Bessis (仏国)
S : Volcker (仏国)
E : Rosenberg (米国)
W : Pszczola (米国)
3
![D](d17.png)
は良い6枚以上の
![D](d17.png)
のゲームインビテーション・ハンドを
表します。Northのレイズは当然と思われますが、
結果的に
![D](d17.png)
スーツが不利に配置されていました。
スモール
![C](c17.png)
のリードののちワン・ダウンです。
反対テーブルでは、
![](s.png)
W | N | E | S | |
P | 1![](s19.png) | P | 1NT* | P | 2![](h19.png) | P | 3 * | P | 3![](d19.png) | All | Pass | | | |
|
N : B.Moss (米国)
S : Grue (米国)
E : Lorenzini (仏国)
W : Quantin (仏国)
1NTはフォーシング、3
![C](c17.png)
は
![D](d17.png)
スーツを表すトランスファー。
こちらのNSペアは3
![D](d17.png)
で止まりました。
Eastから
![D](d17.png)
5のリードののち4メイク、5 IMPの得失点になりました。
このような記録を見ていると、やはりビッドは。
「システムやコンベンション」よりも
「パートナーシップとジャッジメント」の方が重要なようです。