年末に
「D:7」Beerカード を掲載しましたところ、さっそく実演が。
2018年1月 日本リーグ 第13ラウンド
11番ボード(ボードを回転) ディーラーEast、ノンバル
Southの1NTオープンののち、ほどなく3NTになります。
オープニングリードは
4。
ダミーのクイーンで勝ち、
3を引いて、「10」でフィネス。
アボイダンス・プレーです。
フィネスが抜けても8トリックを確保。左手からは
の攻めが
こわくないので、
Aに負けに行って9トリックは確定します。
手元の
10が勝ったあとは、
Qをアンブロックして、左右が
フォローするのを確認。
続けて
Kで負けに行って10トリック目を取りに行きます。
Westは
Aで取ったが、出すものに困って
10をリード。
Eastは
9を出しても
Jを出しても同じ。実際はジャックを出した。
ここでディクレアラー。
「
10、
8と
J」とテーブル上のカードをよく見て
Qで勝つ。
手元から「
6」で「9」に負けに行くと、『
7』がエスタブリッシュ。
ここで5メイクが確定。13トリック目を『
7』で取ります。
パートナーが『ビール』を奢ったかは知りませんけど。
高山名人の妙技は最終トリックを
7で取ることだけではなく。
次のディールをご覧ください。
2016年 世界選手権(於ポーランド) 第1ラウンド
6番ボード(ボードを回転) ディーラーNorth、NSバル
Northのストロング・オープンののちRKCBを経由して、
切り札の短い方での6
に到達。
6
by Southに対して、Westのオープニングリードは
J。
ダミーで勝ち、
を6枚走ります。最後の5枚は以下のとおり:
ここでダミーの最後の
を取ります。
右手は
を捨てるしかありません。
を捨てると、
を負けに来られて12トリックになるからです。
続けて
Aを取って、右手から
を奪い、
を右手にダックして
スローイン(throw-in)。最後に
AQが取れて6メイク。
世界選手権オープンチームでは26テーブル中、6
を
または
のリードでつくったディクレアラーが4人。さすがにレベルが高い。
最後の5枚で、
A、
Qをラフして、
Qで負けに行ってメイク
したウィメンズのディクレアラーもいるようです。
リンク →
2016年世界選手権大会会報第2号 15、16頁に記事があります。