チョイス・オブ・ゲーム・キュービッド(choice-of-game cuebid)。
その名のとおり、ゲームコントラクトを選択させるキュービッドです。


「1NT」はフォーシング。
従って「3

」は3枚サポートのリミットレイズを表します。
ここでEastは何を言うか?
まともに15点あるので、パスはしたくない。
選択肢は「4

」と「3NT」でしょうか?
2017年12月 横浜センター 豊川杯 第2セッション 2番ボード

ディーラーEast、NSバル

1NT = フォーシング
EWペアはフラナリー2

・オープンを使っていたので、1

オープン
に対する1

レスポンスは5枚保証の約束。レスポンダーは微妙に
良い10点なので、フォーシング・ノートランプを経由して

をリミット・
レイズしました。
Eastの4

に対してSouthはシングルトン

をリード。ディフェンスは

を攻め続け、3巡目をSouthがラフ。のちにSouthの

Kが取れて、
コントラクトはワンダウン。West側にエントリーがあれば、Southが

と

のスクイズになるのですが、このディールは駄目。
Eastはオークション経過から、4

よりも3NTが良いかもしれない
ということに気付いていました。
そこで。

1NT = フォーシング
ここでの「3

」は、今さらスラムトライでもあるまいし。
チョイス・オブ・ゲーム・キュービッド(choice-of-game cuebid)です。
何と何をチョイスするかと言うと、状況的に3NTと4

に決まって
います。従って3

をビッドしたEastには、

ストッパーの『かけら』
があるはず。それに対してレスポンダーは

に長さがあり、アナー
カードの散った4333の形なので、3NTを選ぶのは当然。結果的に
3NTなら10トリックは固いです。