味方のビッドに「ダブル」をかけられたとき。
「リダブル」を「(それでも)メイクします、私は強いです」という
意思表示に使うオークション例。


W | N | E | S | |
1 | P | P | DBL | ReDBL | | |
|
強いハンドと

スーツを表し、0〜5点
のパートナーに対して競り合いを促し
ます。


W | N | E | S | |
1 | P | 2 | DBL | ReDBL | | |
|
インビテーション以上のハンドの強さ
を表し、味方でゲームに到達するか、
対戦相手のビッドにペナルティダブル
をかけることを提案します。


W | N | E | S | |
| | 1 | P | 2 | P | P | DBL | ReDBL | | |
|
マキシマムのシングルレイズの強さ
を表し、

で競り合うか、対戦相手
のビッドにペナルティダブル
をかけることを提案します。
味方のコントロール・キュービッドに「ダブル」がかかったとき。
味方の「リダブル」は、そのスーツにコントロールがあることを
表します。

Southの「ダブル」は

リード・ショーイング。
直後のオープナーの「パス」はウェイティング。
「リダブル」は

エースかボイド。

オープナーの「リダブル」は

のコントロールを表し、

リードが来ても大丈夫であることを表します。
これらはスラムトライのビッドに「ダブル」がかかったときの話で、
低い代でのリード・ショーイングにはあてはまりません。
ところが。
2003年 マッチポイントペア戦 10番ボードを半回転

ディーラーWest、双方バル

W | N | E | S | |
P | 1NT | P | 2 * | DBL | ReDBL | P | P | P | | |
|
Southのトランスファー・ビッドに対して、Westは

スーツの強さと
長さを表す「ダブル」をかけました。
Northは「リダブル」で

エースを表したつもり。
Southは、オープナーに5枚

があるものと思って「パス」。
コントラクトは3-2フィット?の2

x。
Westは

キングをリード。ダミーはダック。
ここでWestはスモール

を出すというディフェンス・ミス。
ディクレアラーは手元のクイーンで勝ち、

でダミーに渡り、

J→K→Aとフィネス。続けて手元からスモール

を出すと。
Westがラフしないときには、各スーツで2トリックの計8トリック。
Westがラフしたときには、のちに

を回収されて、

を取られます。
2015年 NEC杯予選 第5ラウンド 14番ボード

ディーラーEast、ノンバル

W | N | E | S | |
| | 1 | P | 2 | DBL | ReDBL |
|
こののち、Southが

をビッドしたときにはWestがペナルティダブル
をかけます。
3

xは

リードで3ダウン(EW+500)、他のリードは2ダウン(EW+300)。
Eastの4

は、

または

リードでワン・ダウン。
EW側は3NTならメイクするのですが。ビッドするでしょうか?
リダブル(6)に続きます。