「SOS(エス・オー・エス)・リダブル」
『レスキュー(rescue)・リダブル』とも言いますが、
一般的には「SOS」の方を使うようです。
ありがちなのが以下のオークション経過:
![](s.png)
W | N | E | S | |
1![](c19.png) | DBL | P | P | ReDBL | | |
|
Southは、山のような
![C](c17.png)
スーツを持っています。
オープナーは、往々にして3枚でのショート・クラブ。
「リダブル」は、パートナーに他のスーツに逃げる
ことを求めています。
同じような経過で:
![](s.png)
W | N | E | S | |
1![](c19.png) | P | P | DBL | P | P | ReDBL |
|
今度はNorthが山のような
![C](c17.png)
スーツを持っています。
レスポンダーは、典型的に
![C](c17.png)
の短い4441。
「リダブル」は、パートナーに他のスーツに逃げる
ことを求めています。
次のオークション経過では:
![](s.png)
W | N | E | S | |
1![](c19.png) | 1![](s19.png) | P | P | DBL | P | P | ReDBL | | | |
|
レスポンダー(East)は、
![S](s17.png)
に対するペナルティを狙って
「(トラップ・)パス」をしました。
オープナー(West)は、
ハンドの強さがミニマムでも
![S](s17.png)
が短い(2枚以内)ときには、
レスポンダーが
![S](s17.png)
に対するペナルティを待ち受けている
ことがあるので、「(リオープン・)ダブル」をかけます。
このダブルをレスポンダー(East)が「(ペナルティ・)パス」します。
Eastは山のような
![S](s17.png)
スーツを持っていて、1
![S](s17.png)
xを落とす
つもりでいるということです。
ここでSouthは?
![](s.png)
SOS「リダブル」。
![S](s17.png)
以外でコントラクトすることを提案します。
このようにSOS「リダブル」は、低い代では
「ダブル→パス→パス→リダブル」
というオークション経過をとります。
2002年12月 日本リーグ 第5ラウンド 13番ボード
![](s.png)
ディーラーNorth、双方バル
![](s.png)
Northは1
![C](c17.png)
ダブルを「ペナルティ・パス」。
オープナーは「SOSリダブル」。
Westは「下から」、1
![D](d17.png)
と逃げます。
結果的にEW側の取るコントラクトは1
![D](d17.png)
、1
![S](s17.png)
とも、
Northから
![C](c17.png)
Kのオープニングリードでワン・ダウン。
NS側のプラス200になりますが、Northとしては
![C](c17.png)
で
コントラクトして3メイクした方が気が楽でしょう。
なおNS側のノートランプは7トリック止まりです。
リダブル(10) wriggleに続きます。