将棋の藤井四段の連勝はメディアを賑わしました。
詰将棋を解くことで力をつけたと方々で記事になっています。
5歳から始めて、いま14歳。
「1万時間の法則」というものがあるそうで。
いちにち3時間として10年。
そのくらい練習すると「ものになる」ということのようです。
さらにコンピュータ将棋を使っての研究方法も話題になっていて。
将棋の序盤中盤は人間には形成判断が難しいところを、
コンピュータは有利不利を評価値という数字で表すそうです。
さて、将棋に「詰将棋(つめしょうぎ)」、碁には「詰碁(つめご)」がある
ように、ブリッジの世界では「詰ブリッジ」が無いのかというと。
これがありまして。
ダブルダミー・プロブレム(double dummy problem)といいます。
なぜ「ダブル」ダミーかというと、
ダミーがひとつ開いている状態がシングル・ダミー。
ダミー以外の誰かが自分のハンドを開くとダミーがふたつで
ダブル・ダミー。他の2人は、自分のハンドと合わせて3つのハンド
が見えるので、4つのハンドが表を向いているのと同じです。
簡単なものは3枚とか5枚のもので、JCBLウェブサイトで
「ブリッジクイズ」として紹介されています。
以下は航空会社「スカイマーク」の機内誌2017年7月号に掲載
されいるダブルダミーの問題です。
第1問
ノートランプ。Southからのリードで3トリック中2トリックを勝つ。
このブログの読者には簡単すぎると思います。では次は?
第2問
切り札は
、Southからのリードで4トリック中2トリックを勝つ。
ちょっと時間を要したのではないでしょうか。
JCBLウェブサイト限定問題です。
Southからのリードで2トリックを勝つ。
「手口」を知っている人も多いと思います。
ルールはわかりましたでしょうか?
次の記事では本格的なダブルダミー・プロブレムを紹介します。