パートナーがメジャーでオープンした。
私は3枚サポートのリミットレイズのハンドだったので、
フォーシング・ノートランプをビッドした。
オープナーはミニマムの6枚を表した。
![](s.png)
W | E | 1![](s19.png) | 1NT* | 2![](s19.png) | ? | |
|
![](s.png)
どこまでレイズするか?
予定通りインビテーションする(3
![S](s17.png)
)という説と、
9枚フィットしたのだからゲームレイズする(4
![S](s17.png)
)という説が
あります。
![](s.png)
この経過でもオープナーは6枚
![H](h17.png)
のミニマムを表すので、
レスポンダーが3枚
![H](h17.png)
でインビテーションの強さのときに、
3
![H](h17.png)
にレイズするか4
![H](h17.png)
にするかを決めなければなりません。
米国「ブリッジワールド誌」2010年1月号
誌上ビッド対戦(Challenge the champs)
ディーラーWest、NSバル、ペア戦
![](s.png)
![](s.png)
3
![H](h17.png)
か?
4
![H](h17.png)
か?
レスポンダーのハンドは10HCPでサポート(
![H](h17.png)
)は弱いですが、
サイドスーツがエースとキングで固まっていて、
![D](d17.png)
のダブルトンが
あるのでゲームインビテーションの強さを認めることができます。
結果的にこのディールでは4
![H](h17.png)
をビッドするのが正解です。
グラント(Audry Grant)とロッドウェル(Eric Rodwell)による
“Two-over-one Game Force”は初版が2009年。
米国の代表的なブリッジ教師と世界的プレイヤーの共著で
「2オーバー1」の本としてはほぼ最新。ここから引用します。
![](s.png)
![](s.png)
レスポンダーは3
![H](h17.png)
しか言っていません。
しかしながらオープナーは11点です。
![](s.png)
![](s.png)
このビッド経過ではレスポンダーの
![H](h17.png)
サポートは2枚か3枚かは不明です。
オープナーは全くのミニマム(bare minimun)では無いので
ゲームビッドする、と書いてあります。
最初のオープナーのハンドを見てください。
レスポンダーのインビテーションするかゲームレイズするかの
判断は、パートナーの日頃のオーニングビッドが重いか軽いか
によっても左右されるはずです。