この記事は
対戦相手の4の代のメジャービッドに対抗する の続きです。
対戦相手の4の代のメジャービッドに対抗する。
4
のビッドに対して。
「ダブル」はテークアウト、「4NT」はマイナー・2スーター。
4
のビッドに対しては。
「ダブル」はテークアウト、「4NT」は不特定・2スーター。
不特定とは、
&
、
&
、
&
のいずれかです。
この4NTに対してパートナーは、長い方のマイナーを選び
(5
または5
をビッド)、同程度のときは
を選びます
(5
をビッド)。
米国「ブリッジ・ワールド」誌 2004年11月号
初中級者向け記事“Improve Your Bidding”から引用します。
W | N | E | S | |
4 | ? | |
|
マッチポイント・ペア戦
ノンバル
「ダブル」
テークアウト・ダブルです。
「パス」
『伝統的な』手口では、ダブル
をかけて、強いバランス気味
のハンドを表しました。
「ダブル」
パートナーにテークアウト
されると、それがメイクする
かどうかはわからないのです
が、何せ点がありすぎます。
「4NT」
2スーターを表します。
ちょっと弱いのですが。
ビッドするよりも、
パスする方が危険です。
以下のように展開します。
W | N | E | S | |
| 4 | 4NT | P | 5 | P | P |
|
Eastは
&
か、
&
の
2スーターです。
Eastは
&
の
2スーターです。
W | N | E | S | |
| 4 | 4NT | P | 5 | P | P |
|
Eastは
&
か、
&
の
2スーターです。
Eastは
&
の
2スーターです。
2007年 横浜スイス 2日目 最終ラウンド
ディーラーEast、双方バル
W | N | E | S | |
| | 4! | P | P | DBL! | P | 4NT | P | 5 | P | 5 | P | 5 | All | Pass | | | |
|
ダブルをかけて
いいものかどうか。
4NTは2スーター。
5
は、
より
がマシ。
5
は、
&
。
結果的に5
は、
のリードだとメイク。
3と
Aのリードはダウン、
のルーザーが消えないからです。
Eastの4
は、
または
のリードでダウンします。
2002年 南アフリカ ナショナル・オープンペア決勝
第4ラウンド 10番ボード
ディーラーEast、双方バル
W | N | E | S | |
| | 4 | P | P | P | |
|
NS+200。
プラス200ではだらしないので、
NS+1430。
6
は
のルーザーが
消せないので11トリック
止まりです。
2001年 高松宮妃杯 予選 第2セッション 12番ボード
ディーラーWest、NSバル
W | N | E | S | |
4 | P | P | DBL | P | 4NT | P | 5 | P | 5 | All | Pass | | | |
|
ダブルをかけて
いいのかどうか。
プレーとディフェンスが面白い。
リードを切り、
Aを取って4-0の分かれを発見。
Kでエースに負けに行く。
Eastは
Aを取り、ここでスモール
を出すとダウン。
Eastが
を続けたときには、ディクレアラーは切り、
JQを取って、
を
3でラフ。ここで。
AKを確保。
を切って手元に戻り、13枚目の
を出せば、
ダミーの
Kと手元の
J10で最後の2トリックが取れます。
Westの4
は軽くメイク。
5
になったときには、
をダミーで切るのですが。
を負けに行くときには
でダミーに入るとダウン。
Southから逆狩りを2回されるからです。
ではなく、
Aでダミーに入って、
を引くと11トリックに達します。