プレーのハンドです。
![](s.png)
Northの1
![D](d17.png)
オープンから始まり、コントラクトはSouthの6
![H](h17.png)
。
オープニングリードの
![S](s17.png)
Jがダミーのクイーンを直撃。
ディクレアラーは
![S](s17.png)
Aを取り、
![D](d17.png)
で手元の
![S](s17.png)
の処理を試みます。
![D](d17.png)
AKを取り、
![D](d17.png)
Qを引く。
右手が
![H](h17.png)
Aで切ったら、
![S](s17.png)
をディスカード(ルーザーオンルーザー)。
従って右手は
![H](h17.png)
5でラフ。
手元の
![H](h17.png)
8でオーバーラフして、
![C](c17.png)
Kでダミーに渡り、今度は
![D](d17.png)
J。
左手は4枚目の
![D](d17.png)
をフォローするので、右手は
![H](h17.png)
7でラフ、
手元の
![H](h17.png)
10でオーバーラフ。
ここに至って、ディフェンス側に残る切り札はエースだけになります。
![C](c17.png)
Aを取り、
![C](c17.png)
を切ってダミーに入り、5枚目の
![D](d17.png)
を引く。
ディフェンス側が
![H](h17.png)
Aを出しても出さなくても手元の
![S](s17.png)
を処理して
ジャストメイクです。
プレーの技術としては珍しい部類に入るのではないかと思っていたら。
来ました。近いのが。
2016年2月 内藤杯 第3セッション 23番ボードを回転
![](s.png)
![](s.png)
3
![S](s17.png)
= Mixedレイズ、
4枚サポートの良いハンド。
ドゥルーリー2
![C](c17.png)
には足りない。
Southの4
![S](s17.png)
に対して、Westはスモール
![C](c17.png)
をリード。
Eastはエースを勝ち、
![C](c17.png)
を返します。
ディクレアラーは
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を負けに行くと、左手から
![H](h17.png)
を攻められる可能性が
あるので、
![D](d17.png)
で手元の
![H](h17.png)
を処理するプレーに出ます。
![D](d17.png)
A、
![D](d17.png)
K。右手からジャックが落ちる。構わず
![D](d17.png)
Q。
![D](d17.png)
ジャックダブルトンは本当だった。
![S](s17.png)
8で切るのを、9で上切り。
手元の
![C](c17.png)
ウィナーをラフしてダミーに入り、
![D](d17.png)
10を引く。
右手の切り札が「A8」ダブルトンなら、この時点でメイク確定。
残念なことに右手が
![S](s17.png)
10で切るので、ジャックで上切り。
ここに至って、ディフェンス側に残る切り札はエースだけになります。
![S](s17.png)
を出す。右手の
![S](s17.png)
がもともと「A108」のときにはスローイン(throw-in)
になります。しかしながら左手が
![S](s17.png)
Aで勝ち。
ここで左手から
![H](h17.png)
9のリードが来たら?
右手の
![D](d17.png)
Jと
![C](c17.png)
AJは見ているので、サードハンドでパスをした右手に
「
![H](h17.png)
AQ」はあり得ない。
![H](h17.png)
Aが左手ならダミーからはキングを。
![H](h17.png)
Aが右手ならダミーからは
スモールを。絶体絶命。
なかなか教科書のようには行かないものです。
(なお多くのテーブルではEastが2
![H](h17.png)
オープンして、
![H](h17.png)
Aのリードに
なったようです。)
このようなプレーを何と言うのか。
探しても見つかりませんでした。
替わりに近いのがひとつ。
「ロッドウェル・ファイル」140ページ
![](s.png)
![](s.png)
W | N | E | S | |
1NT | 2 * | P | 4![](h19.png) | All | Pass | |
|
1NT = 14-16
2
![C](c17.png)
=
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&マイナー
Southがトランプの短い側でプレーする4
![H](h17.png)
。
オープニングリードは
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。
この瞬間にルーザーが4個に。
ディクレアラーは
![C](c17.png)
で手元の
![D](d17.png)
を処理することを試みるしか
手立てがありません。
![C](c17.png)
K、
![C](c17.png)
Aと取り、
![C](c17.png)
Qを引いて
![D](d17.png)
を1枚捨てる。
幸運にも
![C](c17.png)
が3-3の分かれでした。
調子に乗って、4枚目の
![C](c17.png)
を引く。
右手がジャックで切ったら、手元の
![D](d17.png)
を捨てる。のちに
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Aでクイーンを
叩き、キングを追い出してジャストメイク。
右手が切らなかったときにも、手元の
![D](d17.png)
を捨てる。左手がスモール・ラフ
したら、ディフェンス側の切り札が2-2になります。ディクレアラーはのち
に
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A、
![H](h17.png)
10で狩り集めてジャストメイク。
このプレーの肝要は、先に
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Aを取らないことです。
仮に
![H](h17.png)
Aを取ってから
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を取ると、右手がラフする。
続けて
![S](s17.png)
で左手に移動して、
![H](h17.png)
K、
![H](h17.png)
スモールと逆狩りされて、
最終的にダミーの
![D](d17.png)
を負けてしまいます。
記事
キャッシュ・アンド・スラッシュ の裏話でした。