Bridge World Standard 1994
米国「The Bridge World」誌が1994年に採用したビディング・システム
です。最新のシステム、コンベンション・取り決めはどのようなものか?
約125名のエキスパート(leading experts、第一人者達)と数千の読者
(readers)の投票によって決められました。
5枚メジャーオープン(ファースト及びセカンド・ポジション)
フォーシングNT
2オーバー1・レスポンスはリビッドを保証
[いわゆるオルモスト(almost)です]
リミット・ダブルレイズ(これに対してオープナーの1ステップ上は
ショートスーツ・アスキング)
2NTはゲームフォーシング・レイズ(オープナーはショートスーツ
を答える)[米国流ジャコビー2NT]
3NTはノートランプ向き16〜17
パスト(passed)・ハンドは、1NT=6〜12、2
はストロング・
レイズ[ドゥルーリーフィット]、3
は
スーツ
マイナーオープン後
シングルレイズは10点以上、ダブルレイズは弱い[インバーテッド]
1
−1NT=8〜10、1
−1NT=6〜10
2NTレスポンスはノートランプ向き、ゲームフォーシング
ハンドによってはアップ・ザ・ラインでレスポンスしない
[しばしば4枚
を飛ばしてメジャースーツをレスポンス
するということです(frequently bypass 4+
)]
1
オープンに対する2
レスポンスは、オープナーの2
の後は
リビッドを保証しない
ミニマム・バランスハンドは良い12点と定義
1NTオープンは良い15〜悪い18
ステイマン、ジャコビー、テキサス
2
は両マイナーを表すマイナースーツ・ステイマン
3
はメジャー5-5のインビテーション
ジャコビー2
後、2
はワンラウンド・フォーシング[5枚
と4枚
]
ステイマン2
後、2
は両メジャーで弱い[スクランブリング]
ステイマン2
後、2
はインビテーション[5枚
]
ステイマン2
−2
の後,3
と3
はスモーレン[5-4メジャー]
3
/3
レスポンスはインビテーション
4
はガーバー
2NTオープンは良い20〜悪い22
弱いダブルトンがあっても構わない
ジャコビー、テキサス
3
はマイナースーツ・ステイマン(両マイナー)
ガーバー4
、ハイ・ガーバー5
3NTオープンはギャンブリング
サイドスーツは弱い
4
レスポンスはアーティフィシャル
2
オープンはストロング、アーティフィシャル
2
レスポンスはニュートラル
ポジティブレスポンスは良いスーツを保証
セカンド・ネガティブ(3
まで)
Weak 2
/2
/2
オープン
ニュースーツはフォーシング
2NTアスキング = フィーチャー(feature)
4
/4
/5
/5
オープンに対してニュースーツのレスポンスは
コントロール・アスキング(ステップ・レスポンス)
パートナーシップ・ビディング
各種スプリンター・レイズ
スラム関連
RKCB(03/14)
ボイド・ショーイング有り
トランプクイーン・アスキング有り
4NT後5NTはキングのキュービッドを要求
DOPI
グランドスラム・フォース 5NT(ステップレスポンス付)
1NT/2NT、オープンまたはリビッド後にガーバー(4
)
フォーシングビッドの状態に於いてピクチャー・ジャンプ
レスポンスとリビッド関連
フォース(fourth)・スーツ・フォーシング
2の代ではリビッドを保証
リバース及び3の代はゲーム・フォーシング
パスト・ハンドはリバースにならない限りノンフォーシング
1
−1
:1
−1
は、4枚
を表しミニマムでもよい
サード(third)・スーツ・ビディング
リバースと3の代はゲーム・フォーシング
オープナーの、スーツ・レスポンスに対するスーツ・ビッドでの
リバースはリビッドを保証。この後、レスポンダーの2NTと
2の代のフォーススーツのうち、低い方のビッドはニュートラル
オープナーの4の代へのマイナー・ジャンプリビッドは強いレイズ
オープナーの1NTリビッドの後、ニューマイナー・フォーシング
(サポートを求める)
オープナーのジャンプ・2NTリビッドの後、3
はアーティフィシャル
[ウルフ(Wolff)・サインオフ]
3の代のメジャーへのリレイズ(reraise)はプリエンプティブ
コンペティティブ・ビディング
スーツ・オープンの後、3
までネガティブダブル
ノートランプ・オープンの後、3の代はネガティブダブル
ネガティブダブルは1
オーバーコールに対しては4枚
を表し、
1
オーバーコールに対しては4枚以上の
を表す
マイナーオープンにオーバーコールが入った直後
ウィーク(weak)・ジャンプシフト
オーバーコールが入った直後
ジャンプレイズは弱い
キュービッドはリミットレイズ以上
ジャンプキュービッドはスプリンター
2スーター・オーバーコールが入った直後
最も低い(cheapest)キュービッドはレイズ
高いキュービッドはアンビッドスーツを表す
アンビッドスーツそのもののビッドはノンフォーシング
マイナー・マイケルズが入った直後
アンビッドスーツのビッドはノンフォーシング
キュービッドはストッパーショーイング
メジャー・マイケルズが入った直後
メジャー・スーツのキュービッドはリミットレイズ以上
ニュースーツのビッドはフォーシング
サポートダブル及びリダブル(2の代でリビッド出来るところまで)
例外として、1
−P−1
−1
:ダブル = 4枚
テークアウトダブルが入った直後
1の代のニュースーツはフォーシング
ジャンプシフトはノンフォーシング
2NTはリミットレイズ以上[トラスコット]
ダブル・ジャンプシフトはスプリンター
1NTオープンに2の代のオーバーコールが入ったときレーベンソール
オープナーのジャンプ・キュービッドはスプリンター
パス・アンド・プルはフォーシングの状況に於いては強いハンドを表す
ディフェンシブ・ビディング
マイケルズ・キュービッド
メジャーオープン、マイナーオープン、1NTレスポンスの直後
強いか弱い(weak or quite strong)
マイナーオープンに対してジャンプ・キュービッドはナチュラル
メジャーオープンに対してジャンプ・キュービッドはストッパーアスキング
4
までのプリエンプティブ・オープンに対してダブルはテークアウト
マキシマル・オーバーコール・ダブル(対戦相手のレイズに対して)
リオープン1NT=10=14
リオープン・ジャンプ2NT=18〜19
レスポンスの直後でのフォース・シート[サンドイッチ・ポジション]
1NTオーバーコール、キュービッドともナチュラル
1NTオーバーコールの後
2
はステイマン、ジャンプビッドはインビテーション
オープンに続けて3つのスーツビッドが続いた直後
4番手のダブルはアンビッドスーツを表すと同時に2枚以上
のパートナースーツを示唆する[通称 スナップ・ドラゴン]
1NTオープンに対して2番手、4番手ともカペレッティ
アンユージュアル・ノートランプ
強いか弱い(weak or quite strong)
ハンドが弱めでも形が適しているときにはテークアウト・ダブルを
かけても良い
ダブル後に自分のスーツをビッドすると極めて強い(very strong)
ハンドを表す
プリエンプティブ・ジャンプ・オーバーコール
オーバーコールのプリエンプティブ・ジャンプ・レイズ
レスポンシブ・ダブル(テークアウトダブル、レイズ後)
エクステンデッド・レスポンシブ・ダブル(オーバーコール、レイズ後)
ミックスド・レイズ(オーバーコールのアドバンスに於いて)
アドバンサーのキュービッドはいずれかのスーツが2度ビッドされる
か、ゲーム到達までフォーシング
レーベンソール
ウィーク(weak)2に対するテークアウトダブルのアドバンス
1NTオーバーコールの直後にビッドが入ったとき
リード
スーツコントラクトに対して、偶数枚からはサード・ベスト、奇数枚
からはローエスト[いわゆる third and lowest]
その他のリードは伝統的スタイル
シグナルも伝統的スタンダード
けっこう「ふつう」に見えますが。
当時「Two over one」は米国以外のブリッジ界では
あまり知られていなかったようです。