ちょうどヨーロッパ選手権が終わったところです。
今年はハンガリー、ブダペスト市で開催。
会期は6月16日から25日。
参加チーム数は以下の通り。
オープン 37チーム(37ヶ国)
ウィメン 23チーム(23ヶ国)
シニア 24チーム(24ヶ国)
この大会は来年にフランスのリヨン市で開催される世界選手権の
ヨーロッパ地区予選でもあります。
オープンの優勝はフランス。2位を大差で引き離しました。1ラウンドが
16ボード、10日間の総当たり戦を、最終ラウンドを残して優勝を決定。
米国系の下馬評では、昨年世界選手権優勝のポーランド、優勝常連の
オランダ、久々に選手の揃った英国の三つ巴だったのですが。
ふたを開けるとフランスのぶっちぎり。
フランス代表は、6ペアの代表候補から選抜委員会が3ペアを選びました。
いずれもジュニア、ユース上がりの30代。
来年(2017年)の世界選手権、リヨン大会を控えて1997年大会以来、
20年振りの優勝を狙います。
ヨーロッパは代表チームを委員会方式で選ぶ連盟が多いです。選手層の
厚さからは米国連盟のように、選抜試合を勝ち上がったチームならどの
チームでも優勝が狙えるわけではないからです。
ちなみにフランスの20年前の優勝チームメンバーはマリ(Christian Mari)、
シェムラ(Paul Chemla)、ペロン(Michel Perron)、レヴィ(Alvin Levy)、
エルベ・マリエル(Herve Mouiel)、ムルトン(Franck Multon)。
いずれも伝説的プレーヤーとなってしまいましたが。
ムルトンだけ、1986年のヨーロッパ・ジュニア大会フランスチーム準優勝
から始まり、昨年(2015年)の世界選手権モナコチームでの優勝と活躍中。
イタリア、ブルーチームの末裔のラウリーア(Lorenzo Lauria)、1979年の
ヨーロッパ選手権優勝、2013年の世界選手権優勝には及びませんが。
オープンの上位はフランス以下、スウェーデン、オランダ、モナコ、ドイツ、
イタリア、ブルガリア。ここまでが来年の世界選手権の出場権を得ました。
ちなみにポーランドは8位、英国は10位。
ウィメンは優勝が英国、以下、フランス、ポーランド、ロシア、イスラエル、
オランダ、スウェーデン。上位は途中から順位が変動しなかったようです。
シニアはイスラエルの圧勝。以下、スウェーデン、ポーランド、トルコ、
イタリア、フランス、オーストリアでした。
関連ウェブサイト:
ヨーロッパブリッジ連盟(EBL)ウェブサイト 2016年ヨーロッパ選手権大会ウェブサイト 2014イスタンブール・ユースブリッジ大会、2012中国Taicang市・
ユースブリッジ大会の様子
ユーチューブリンク →
Play Bridge! Change your Life! 2016ヨーロッパ選手権の様子
ユーチューブリンク →
View from the Bridge ユーチューブリンク →
Images from the Campionship 大会期間中に英国のEU離脱が国民投票で決まりまして。
英国チームのメンバーへのインタビューがあります。
ユーチューブリンク →
Britain's Brexit 1分10秒頃にインタビューを受けているフォレスター(Tony Forrester)。
若い頃はロバート・ボーンに似ていたのですが。
ちょっと残念。