朝日新聞社杯もハンドレコードが付くようになり。
以前は、参加料は同じなのに上のフライトだけが組み込みボードで。
ようやく不公平が無くなりました。
今年はツー(two)スーターが多く。
特にランクの高い方のスーツが強かったり長かったりするときには、
ツースーター・オーバーコールで入ったあとが問題になります。
2016年 朝日新聞社杯 第2ラウンド 4番ボード
ディーラーWest 双方バル
W | N | E | S | |
P | 1 | 2NT | 3NT | P | 4 | 4? | DBL | P | 4 | P | 5 | P | P | P |
|
NS側はこのように進めるものと
思います。
「3NT」はバランスハンド。
「4
」は
切札設定、コントロール
ビッド要求。
「ダブル」はペナルティ、スラム不向き。
EW側のハンドは以下の通り。
Eastは最初はマイケルズ・キュービッド。
のちに4
をビッドして、「6-5」を表しました。
このディールでは5
xや5
xはマイナス800点に付きます。
2016年 朝日新聞社杯 第9ラウンド 8番ボード
ディーラーWest ノンバル
NS側はこのように進めるものと
思います。
「2
」はマイケルズ。
6
直後の「パス」はフォーシング、
7
を誘いました。
「6
」の代わりに「ダブル」で、「5
→6
→6
」の展開も。
「6
」の代わりに「4NT」は、
の方が長いことを示唆します。
(
アンユージュアル NT(4) 参照して下さい)
EW側のハンドは以下の通り。
Eastは敵のビッドを信用して「6
」を言った方が良いかと。
結果的に6
xはワンダウン(マイナス100)で済みます。
タダのようなものです。
2016年 朝日新聞社杯 第4ラウンド 13番ボード
ディーラーNorth 双方バル
NSのハンドは以下の通り:
North:
K954
9
865
76432、
South:
QJ8
6
AKQJ93
J105。
NS側としては邪魔をしたいわけですが、
Southがひとりで5
を言うのもなかなかキツいです。
ここまでが前置きで。
記事
猛烈に強いツースーター(2) に続きます。