4の代でのオポーネントスーツのキュービッドについて。


「4

」のキュービッドは、
(1)

スーツに関係なく、
(2)

サポートと、
(3)ゲームフォーシング以上のハンドの強さ
を表します。
この「

スーツに関係なく」というところが肝心で。

スーツのコントロールは保証しないということです。
2016年1月 日本リーグ 第13ラウンド 20番ボード
ディーラーWest、双方バル


W | N | E | S | |
P | P | 1 | 2 | ? | | |
|
選択肢は「3

」と「ダブル」。
もとはと言えばドゥルーリー・フィットを使って2

で止まっても良いハンド。
3

とキュービッドすると3

まで進んでしまうので、やや言い過ぎ。
従って「ダブル」を選び、

スーツを表しました。

仮に2

が返って来たら、2

に戻して、3枚サポートの良いハンドを表す
予定です。ネガティブダブルの伝統的な使い方のひとつです。
実際のオークションは以下のように進み、

オープナーは

と

のツー(two)スーターの強いハンドを表しました。
レスポンダーから見ると、

KQに

AKはありそうです。
これに

のコントロールがあれば、6

は鉄板に見えます。
ここで。
「4

」とキュービッド。
パートナーに伝わるでしょうか?
テーブル上では伝わるかどうか自信が無かったので、
「4

」と言い切ってしまいました。
実際のハンドは以下の通り。


Southのハンドは:

83

J9

J10

AKJ6432。
3

とジャンプオーバーコールをする人も多いでしょう。
4

はほどなく6メイク。
6

もメイクしますが、6

なら完璧。

W | N | E | S | |
P | P | 1 | 2 | DBL | P | 3 | P | 4 | P | 4 | P | 4 | P | 4NT | P | 5 | P | 6 |
|
4

=

のレイズ、

コントロール関係なし
4

= ウエイティング
4

=

のコントロールビッド
4NT =

切り札でRKCB
などのようにビッドするのが良いと思われます。
手元の資料に似たようなキュービッドの例がありますので、
またの機会に紹介します。