オポーネントスーツのキュービッド。
『敵のスーツ』のキュービッドです。

「3

」のビッドは

スーツには関係がありません。
このオークション経過に於いては、
(1)

スーツには関係が無く、
(2)

のサポートと、
(3)ハンドの強さ
を表します。

「2

」はマイケルズキュービッド、

とマイナーのツー(two)スーター。
「3

」はオポーネントスーツのキュービッド。
(1)

スーツには関係の無いビッドで、
(2)

のサポートと
(3)ハンドの強さ
を表します。
このような、対戦相手がアーティフィシャルビッドによって表したスーツの
ビッドを「バーチャル・キュービッド(Virtual Cue-bid、仮想キュービッド)」
と言います。
これに対して対戦相手がナチュラルビッドによって表したスーツのビッドは
「アクチュアル・キュービッド(Actual Cue-bid)」と言います。

W | N | E | S | |
1NT | P | 2 * | DBL | P | P | 3 |
|
2

= トランスファー(

)
「2

」は

スーツには関係の無いビッド。
「ダブル」は

スーツの強さと長さを表す。
「3

」は「オポーネントスーツのバーチャルキュービッド」。
この経過では、

のストッパーアスキングでしょう。

W | N | E | S | |
1NT | P | 2 | DBL | P | P | ? |
|
「2

」はステイマン、

スーツに関係の無いビッド。
「ダブル」は

スーツの強さと長さを表す。
オープナーの「パス」は、

のストッパー(

Kxx程度)を保証。
ここでレスポンダーが4枚メジャーを聞き直す「リ・ステイマン(ReSTAY」
は「3

」のバーチャルキュービッドが一般的。
しかしながら2NTを超えてしまうので、「2

」を使う約束にする方が有利。
また、レスポンダーの「2

」と「2

」のビッドは、
「1NT→2

: 2

−?」と進んだときと同じ意味になります。
ここまでは「オポーネントが長さを表したスーツ」をキュービッドしています。
ところが「自分がナチュラルに長さを表すビッドしたスーツ」を、オポーネント
に「より長く強いスーツを表すビッド」をされて、そのオポーネントのスーツ
を「キュービッド」することは滅多にありません。

「2

」はNS側の取り決めでは、

スーツのナチュラル・オーバーコール。
「3

」は

スーツとハンドの強さを表すリバースビッド。
「3

」は「オポーネントスーツ」のキュービッド。
米国「ブリッジワールド」誌 2015年8月号
IMP戦 ノンバル

W | N | E | S | |
1 | P | 1 | DBL | P* | P | ? |
|

P* = 3枚

サポートを否定
Southの「ダブル」は

と

のテークアウト。
サポートダブル・リダブルを使っている関係から、オープナーの「パス」は
3枚

を否定。
Northの「パス」は「ペナルティパス(ビジネスパス)」で、

スーツの強さ
と長さを示唆。おそらくキングクイーンの6枚以上の

。
ここでレスポンダーは何を言うか?
考えましたか?
決めましたか?
パネル回答者(27名)の選択は、
2

= 13、 リダブル = 4、 3

= 4、 3NT = 3、 パス = 2、
3

= 1名でした。

「2

」は「自分自身のビッドしたスーツのキュービッド」で、

のサポート
とハンドの強さを表します。
極めてまれなビッドのひとつでしょう。