古くて新しい「お題」です。
ネガティブダブルの位置で強いハンドを持っているとき。
4枚メジャーを表すネガティブダブルをかけるか、
長くて強いマイナースーツをビッドするか?
2015年12月 日本リーグ(第2ラウンド、27番ボード)
ディーラーSouth ノンバル
![](s.png)
Northから
![S](s17.png)
のジャンプオーバーコールが入ります。
![](s.png)
ダブルは4枚(以上)の
![H](h17.png)
スーツ。
3NTはハンドの強さに余裕あり。
4
![D](d17.png)
は4枚
![H](h17.png)
と強く長い
![D](d17.png)
スーツ。
4NTはミスフィット。
Eastが6
![D](d17.png)
と言い切ればいいのか?
Northのハンドは :
![S](s17.png)
QJ108732
![H](h17.png)
Q4
![D](d17.png)
76
![C](c17.png)
Q10。
実際の試合では、
ノートランプのゲームが4テーブル、
Northのダブル付きの
![S](s17.png)
コントラクトが2テーブル(EWプラス500/800)、
6
![H](h17.png)
でダウンが1テーブル、
6NTメイクが1テーブルでした。
どう見ても
![D](d17.png)
のスラム(EWプラス920)が妥当と思われます。
「3
![S](s17.png)
」のジャンプオーバーコールが入ったときには、
![](s.png)
W | N | E | S | |
| | | P | 1![](c19.png) | 3![](s19.png) | DBL | P | P | P | |
|
となって、EWプラス800は仕方ないのですが。
「2
![S](s17.png)
」のときには、
![](s.png)
3
![D](d17.png)
は(実質)ゲームフォーシング。
4NTはハンドの強さに余裕あり。
とか。
Eastとしては、Southが
![S](s17.png)
をレイズしたら鬱陶しいのですが、
![](s.png)
と処理したり。
![](s.png)
「ダブル」をかけてハンドの
強さを表すよりも、「4NT」
でテークアウト要求する方
が良いと思われます。
対戦相手に「4
![S](s17.png)
」をビッドされたら、味方で「4
![H](h17.png)
」をコントラクトすること
は出来ないわけですから。最大で8枚フィットの
![H](h17.png)
を探すよりも、
![D](d17.png)
の
ゲームとスラムを天秤にかける方が現実的であろうと。
この考え方には異論もあります。
ネガティブダブルについてはJCBL会報で1997〜98年にかけて
10ヶ月(5回)連続で記事にしました。もう18年前になります。
ネガティブダブル関連は資料がたまり過ぎて手がつかない状態なの
ですが、今年中には片を付けたいです。