「2
オープン」
「アラート!」
「何ですか?」
「ルーザーで出ています」
意味不明。
「昔の名前で出ています」?
きっとこのようなことではないかと。
(1) どのようなハンドを「ストロング」とするかは個々人の判断であり、
規則に縛られるものではない。
(2) したがって、どのようなハンドを「ストロング・2
オープン」するかは
個々人の判断である。
(3) 2
オープンが20HCP以上を表すときには「アラート不要」である。
強いバランスハンドがこれにあたる。
(4) 2
オープンがアンバランスハンドのときには、
3.5クイックトリック以上で、
メジャーで4、マイナーで3ルーザー以内
のハンドを表す約束なら「アラート不要」である。
(5) しかしながら、3.5クイックトリック未満のハンドで2
オープンすると
なると「アラート必要」である。
だから。
「アラート!」
「(2
オープナーは)
ルーザー
(は4以内のハンドでも、クイックトリックは3.5未満のハンド)
で出てい
(る可能性があり)
ます」
と言いたいのではないかと。
省略し過ぎなので意味不明になるようです。
JCBLハンドブック2015(84頁)には次のハンドが。
9.5ウィナー、3.5ルーザー。
クイックトリックは3.5。
従って2
オープンして、アラートは不要。
2015年のバンダービルト杯(春季北米オープンチーム選手権)決勝に
以下のハンドが。
W | N | E | S | |
| | | P | 1 | P | 1 | P | 3NT | P | |
|
双方バル
W:Madala
E:Bocchi
スタンダードビディングです。
3NTリビッドはソリッドマイナーとストッパーを表します。
絵札では16〜18点くらい。
(スラムルーズですが結果はプッシュなのがちょっと寂しい。)
オープナーのハンドは8.5ウィナー、4.5ルーザー。
クイックトリックは3.5。
このようなハンドをパートナーが2
オープンするなら、アラートが必要。
「世間の2
オープンよりも弱いことがあります」と説明するとか。
10ウィナー、3ルーザー。クイックトリックは3。
このようなハンドも2
オープンするなら、アラートが必要です。
説明を求められたら。
「13〜15でも2
オープンすることがあります」とか、
「点が少ないことがあります」とか。
このようなハンドは2
オープンしないのなら、アラートは「不要」。
対戦相手に何点位ですか?
と聞かれたら、「たいていは19点位、まれに16点位のことも」
などのように答えるのが良いかと思います。