この記事は
不正行為(1)の続きです。
係争中は、2013年の世界選手権シニアの部(D’Orsi Bowl)を優勝した
ドイツチーム。
エリネスク(Michael Elinescu)とワラドウ(Entscho Wladow)のペア。
泥沼化しています。
「セキの回数」があまりに多いので対戦相手に怪しまれた。
ブリッジをする人は元々ゲーム好きが多く、IT業界人も多いですから、
暗号コードの解読には成功しましたが。大会期間中には間に合わなかった。
ショートスーツとオープニングリードを教えあっているようだ、ということで。
大会が開催されたのは9月、インドネシアのバリ島。
翌2014年3月に米国ダラスで開催された世界ブリッジ連合(WBF)の
懲戒委員会で二人はWBF主催ゲームへの出場停止処分に。
この委員会には当事者二人も召集されたのですが。
なんで米国まで行かなければならないんだと拒否。
ドイツブリッジ連盟も大反発。
優勝したドイツチームに、ドイツブリッジ連盟の会長がプレーヤーとして
いたもので。
ドイツブリッジ連盟は委員会の決定をWBFに控訴。
2014年7月にWBF本部(Maison du Sport International、スイス、
ローザンヌ)に於いて控訴委員会は、懲罰委員会の決定を支持。
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WBF報告書 2014年7月に本事件への対応をめぐってドイツブリッジ連盟内が分裂。
2014年10月にWBFは優勝チームのタイトルを剥奪。
2015年4月にふたりは出場停止処分の撤回を求めて、WBFとドイツ
ブリッジ連盟を提訴。スポーツ仲裁裁判所ではなく、地方裁判所に持ち
込まれました。判決は2016年1月の予定です。
詳細はネオナポリタンクラブのウェブサイトの記事を見てください。
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Elinescu-Wladow affair