ツーウェイ・ニューマイナーフォーシングの現代版を紹介します。
1X = 1
、1
、1
オープン
1Y = 1
、1
、1
レスポンス
2
= 「2
」への強制トランスファー(マリオネット(marionette))
全てのインビテーションは「2
」から始めます。
例外的に1
オープナーはメジャーに3枚サポートがあったら
レイズ、3枚
と4枚
のオープナーは2
をビッド。
2
= ゲームフォーシング
1
レスポンダーの2
リビッド = 弱い
2
=
5、
4、6〜9(10)
2
または2
へのリバースビッド = 5-4、ゲームフォーシング
2
=
5、
4、ゲームフォーシング
3
、3
、3
、3
= 3の代は全てゲームフォーシング
ジャンプリビッドは強い6枚
ジャンプシフトは5-5
ジャンプリバースは5-6
強い6枚
、ゲームフォーシング
と
の5-5、ゲームフォーシング
6枚
と5枚
、ゲームフォーシング
2NT = 「3
」への強制トランスファー(パペット(puppet))
パスすると
のサインオフ、
こののち「3
」をビッドするとストッパーチェッカー、
「3
〜4
」をビッドすると4441(5431)ゲームフォーシング。
5枚メジャーを否定します。
「2
」と「2
」の後の展開
2
= 「2
」への強制トランスファー
(マリオネット(marionette))
のサインオフは「パス」、ゲームより下のレベル
でのビッドはジャンプを含め全てインビテーション
2
= 3枚
と4枚
2
= ノンフォーシング
2
=
スーツに関係無くゲームフォーシング
オープナーのリビッドの優先順位
イ.3枚メジャーサポート
ロ.アンビッド4枚メジャー
(マイナーオープンで4333は2NTも可)
ハ.5枚マイナー
ニ.3
(1
オープナーで、4枚
と4枚
のとき)
ホ.3
(1
オープナーで、4枚
と5枚
のとき)
「2NT」で「3
」を言わせた後の展開(1)
ストッパーチェッカー
ゲームぎりぎりの強さでは無く14〜16HCP位の余裕のあるハンドで、
アンビッドスーツが弱いダブルトン以下の持ち方。
危ない3NTよりもより確実なゲームコントラクトに到達することを目的
としています。頻度は低いですが、仕組みは簡単なので採用しても損
は無いものと思われます。
1NT = 4枚メジャーがあっても4333の
ようなノートランプ向きハンドは
1NTをリビッド
3
= ストッパーチェッカー
3
= [Lo]
にストッパー有り
3
= [Mid]
にストッパー有り
3NT = [Hi]
と
にストッパー有り
4
= [None]
も
もストッパー無し
3
= ストッパーチェッカー
3
= [Lo]
にストッパー有り
3
= [Mid]
にストッパー有り
3NT = [Hi]
と
にストッパー有り
4
= [None]
も
もストッパー無し
3
= ストッパーチェッカー
3
= [Lo]
にストッパー有り
3
= [Mid]
にストッパー有り
3NT = [Hi]
と
にストッパー有り
4
= [None]
も
もストッパー無し
W | E | 1 | 1 | 1NT | 3NT | |
|
行き先が「3NT」しか無いと思われます。
「4
、5
」と「3NT」を天秤にかけます。
「2NT」で「3
」を言わせた後の展開(2)
4441(5431)ゲームフォーシング
ゲームぎりぎりの強さでは無く14〜16HCP位の余裕のあるハンドで、
より良いコントラクトに到達することを目的としています。
1NT = 4枚メジャーがあっても4333の
ようなノートランプ向きハンドは
1NTをリビッド
2NT = 3
への強制トランスファー
3
= [Lo]
の短い4=4=4=1
3
= [Mid]
の短い4=1=4=4
3NT = [Hi]
の短い1=4=4=4、ゲーム
4
= [Hi]
の短い1=4=4=4、スラムトライ
2NT = 3
への強制トランスファー
3
= [Lo]
の短い4=4=4=1はあり得ないので、
5枚マイナー4=3=5=1
AKxx
AJx
Qxxxx
x
(私は1
レスポンスしますが)
3
= [Mid]
の短い4=4=1=4はあり得ないので、
5枚マイナー4=3=1=5
3NT = [Hi]
の短い4=1=4=4、ゲーム
4
= [Hi]
の短い4=1=4=4、スラムトライ
2NT = 3
への強制トランスファー
3
= [Lo]
の短い4=4=4=1はあり得ないので、
5枚マイナー4=3=5=1
3
= [Mid]
の短い4=4=1=4はあり得ないので、
5枚マイナー4=3=1=5
3NT = [Hi]
の短い4=1=4=4、ゲーム
4
= [Hi]
の短い4=1=4=4、スラムトライ
2NT = 3
への強制トランスファー
3
= [Lo]
の短い4=4=4=1も5枚マイナー4=3=5=1も
あり得ないので「無いビッド」
3
= [Mid]
の短い4=4=1=4も5枚マイナー4=3=1=5
もあり得ないので「無いビッド」
3NT = [Hi]
の短い4=1=4=4、ゲーム「あまり意味が無い」
4
= [Hi]
の短い4=1=4=4、スラム「あまり意味が無い」
4-3の4
でも良いのですが、
に無駄な点が無いので6
が近いです。
以上、米国「ブリッジ・ワールド」誌2014年4月号から。
「ハイブリッド」 “Hybrid Rebids After One Notrump”
デニス・ルサージュ(モントリオール在住)の記事を参考にしました。
ブリッジ雑誌にこのような記事が載るということは、現場では「もっと先」
を進んでいるものと思われます。
オプション取り決めについては、
リンク →
Two-way NMF(2) このコンベンションの長所短所などについては、
リンク →
Two-way NMF(3) ご参照ください。